「ChatGPT」がプラグインに対応、ネットの最新情報を利用可能に
今回は「「ChatGPT」がプラグインに対応、ネットの最新情報を利用可能に」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「ChatGPT」はその公開以来、人工知能(AI)チャットボット分野をけん引してきているが、インターネットの最新情報を活用できない点が最大の弱点となっている。現在のところ、このチャットボットは2021年以前の情報にしかアクセスできない一方、ChatGPTと競合しているMicrosoftやGoogleのチャットボットは、インターネット上の情報を活用できるようになっている。しかし、こうした状況が変わろうとしている。
OpenAIは米国時間3月23日、ChatGPTの弱点克服に向け、サードパーティーのアプリケーションとの連携を可能にするプラグインに対応したと発表した。これにより、ChatGPTで最新の情報にアクセスすることも可能になる。
OpenAIによると、ChatGPTはプラグインを介することで、スポーツの試合状況や、株価、最新のニュースといった、通常の検索エンジンで得られるような情報にアクセスできるようになる。
また、個人的なメモや会社の文書といった知識ベースの情報の取得のほか、食品の注文やフライトの予約などに利用できるという。
ChatGPT向けのプラグインを最初に開発した企業として、ExpediaやInstacart、KAYAK、Klarna(Klarna Shopping)、FiscalNoteなどが挙げられている。ユーザーはこうしたプラグインを選択することで、各社が提供している独自の支援をChatGPTとの対話を通じて得られるようになる。
例えば、ChatGPTでExpediaのプラグインを有効にすると、ホテルやフライトなどの最新情報にアクセスしながら旅行を計画できるようになる。
OpenAIによると、同社はインターネットのような外部ツールと言語モデルを接続する際に考えられるハルシネーション(幻覚)やリスクの回避/低減に向けた最も安全なオプションとして、プラグインを介したChatGPTとインターネットの接続という方式を選択したという。
これらのプラグインは現時点で、利用者を限定したアルファ版としてテストされているが、「ChatGPT Plus」のユーザーと少数の開発者を優先して徐々にロールアウトしていく計画だという。こうしたプラグインのテストに興味があれば、OpenAIのウェイトリスト(待ち行列)に登録してほしい。
またOpenAIは、ウェブ閲覧や検索、コードのインタープリターといった独自のプラグインを開発しているとも発表した。