「ChatGPT」を使用して「Excel」の数式を作成するには
今回は「「ChatGPT」を使用して「Excel」の数式を作成するには」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「Microsoft Excel」は、企業の在庫を追跡したい人や家庭の食料品の予算を立てたい人にとって、非常に便利なツールだ。しかし、このプログラムを使用する上で最も難しいのが数式であることは、疑いようのない事実である。
求めている結果を得られる数式の記述方法を理解するのが難しい場合もある。スプレッドシートに大量のデータがあり、単純な合計の計算よりも複雑な数式が必要な場合はなおさらだ。しかし、「ChatGPT」が登場したことで、そうした状況は変わりつつある。
ChatGPTやそのほかのAIチャットボットを利用すれば、「ExcelFormulaBot」のような専門のウェブサイトに登録しなくても、Excelの数式を無料で簡単に作成できる。ChatGPTや「Bing Chat」などのAIを使用して「Microsoft Excel」(や「Googleスプレッドシート」)の数式を作成する方法が優れているのは、明確な指示を出しさえすれば、どんなに単純な数式も、どんなに複雑な数式も作成できることだ。
必要なもの:ChatGPTを使用してExcelの数式を作成するには、Microsoft ExcelまたはGoogleスプレッドシートにアクセスできることが必要である。どちらのアプリケーションでも数式を使用できるからだ。ChatGPTにアクセスするには、OpenAIのアカウントも必要である。
AIチャットボットはとても賢いが、ニュアンスの理解に関しては人間よりも劣っており、間違いを犯したり、プロンプトを誤解したりする可能性もある、ということに注意してほしい。
ExcelまたはGoogleスプレッドシートでスプレッドシートを開いた後、chat.openai.comに移動して、ChatGPTにアクセスする。ログインしていない場合は、OpenAIアカウントを使用してログインしよう。その画面から、アカウントを作成することも可能だ。ログインすると、ChatGPTと対話できるページが表示される。
ここでは、例として下のスプレッドシートを使用する。これは、2023年1月における架空のデバイスの在庫だ。A列に45種類の製品があり、それぞれの製品にSKU番号(B列)、在庫数(C列)、1月の購入数(D列)、単価(E列)、小計(F列、この列では、すでに数式が使われている)のデータがある。
ChatGPTを使用して、売上税(G列)、販売業者への手数料(H列、画像には含まれていない)、合計(I列、画像には含まれていない)、翌月への繰り越し在庫数(J列、画像には含まれていない)などを計算する数式の簡単な例をいくつか作成する。