グーグルクラウド事業、第1四半期決算で初の黒字化
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Alphabetは米国時間4月25日、2023年第1四半期(3月31日締め)の決算を発表した。発表内容によると、クラウド事業は、74億5000万ドルの売上高、1億9100万ドルの営業利益を記録した。
Googleは、AmazonやMicrosoftに対抗して、クラウドコンピューティング事業に多額の投資を行ってきた。Alphabetによると、2020年にクラウド事業の業績の公表を開始して以来、黒字を記録したのは今回が初めてだという。前年同期は、売上高が58億2000万ドル、損失が7億600万ドルだった。
Googleのクラウド事業には、「Google Cloud Platform」(GCP)とコミュニケーション/コラボレーションツール「Google Workspace」のほか、企業向けサービスが含まれており、現在では、Alphabetの総売上高の10%以上を占めるまでに成長している。同事業の顧客には、Deutsche BankやMajor League Baseball、PayPal、United Parcel Service(UPS)などが含まれる。
現在のクラウド市場におけるGoogle Cloudのシェアは、Amazon Web Services(AWS)、Microsoftに次ぐ3位となっている。クラウドインフラストラクチャーのリーダーであるAWSは、2006年に同市場でサービス提供を開始し、2022年第4四半期の売上高は214億ドル、2022年通期では800億ドルを超えている。2位のMicrosoftは、「Azure」部門の業績を公表していない。