ウイングアーク1st、スモールデータの収集プロセスを自動化する機能を提供

今回は「ウイングアーク1st、スモールデータの収集プロセスを自動化する機能を提供」についてご紹介します。

関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 ウイングアーク1stは5月30日、「Excel」をはじめ日々の個人業務などから発生するシステム化されていないスモールデータを収集し、分析精度を高める機能「Dataring SmallData Manager」の提供を開始した。

 同機能は、同社のデータマネジメントサービス「Dataring」の分析基盤に投入するなどして活用する。既存のシステムや業務の運用を変更せずに、スモールデータの収集プロセスを簡易化し、データの妥当性を検証するバリデーション処理や重複や誤記、表記の揺れなどを探し出し、削除・修正するクレンジング処理を自動実行する。

 データ提供者は、ウェブブラウザーでExcel/CSV形式のファイルをアップロードすることで、データ管理者が設定したデータパイプライン構築の定義に沿ったインポート処理が行われ、その実行結果を確認できる。

 データパイプライン構築の設定では、バリデーションチェックやデータクレンジング処理、データベースへのインポート設定をプログラミングなしで行える。これにより、拠点間やグループ会社間でのフォーマットの違い、自社と取引先との表記揺れ、コード体系の違いを吸収できるため、現状の作業工程を変更することなく、低コストでデータ収集・統合を実現できる。

 ビジネス環境や市場の変動によって、将来の予測が難しくなっている現在、日々の業務推進で生まれるデータを判断材料とした経営層の意思決定と分析はより重要性を増している。実際の意思決定の過程では、関連企業からの実績報告や外部からのデータが多数提供され、重要なデータでありながらもシステム化やプロセス化がなされない多様なローカルデータや非構造データも存在する。

 特に、単一組織だけでなくサプライチェーン(供給網)全体の膨大なデータ活用基盤を持つ小売・流通業界や多角事業を展開する組織は、スモールデータの未整備とシステム化に向けたコストが懸念され課題となっているという。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
2022年下期のランサムウェアの脅威と対策の傾向
IT関連
2022-12-30 02:55
「Raspberry Pi Pico」の独自チップ、単体で商品化 日本では10個1265円
企業・業界動向
2021-06-02 23:01
「ChatGPT」のカスタム指示、無料プランでも利用可能に
IT関連
2023-08-15 19:32
OpenAI、リアルタイムAPIをプレミアム料金で提供へ–音声でのやり取りも可
IT関連
2024-10-05 12:44
ペット業界向け求人情報・広告媒体や往診専門動物病院など展開するTYLが累計5.6億円のシリーズA調達
ネットサービス
2021-08-18 12:04
ユーザー10万人のアジャイルミーティングソフトウェアParabolが約8.7億円を調達
ソフトウェア
2021-05-04 04:38
Twitterがインド当局のさらなる警告を受け500以上のアカウントを停止
ネットサービス
2021-02-12 12:04
Apple Watchで心臓病予防 脳梗塞前の心房細動を見つけるきっかけに
IT関連
2021-06-15 02:55
NECら、SMBCグループ専用環境で「SMBC-GPT」実証へ–資料作成など支援
IT関連
2023-04-13 00:24
富士通、ドイツのサーキットをデジタル化–映像でAIが安全性を瞬時に判断
IT関連
2023-01-25 18:50
バーチャル入学・卒業式開催サービス、clusterで提供 最短1週間で会場を構築
最近の注目ニュース
2021-02-04 14:35
AWSジャパンの長崎忠雄社長が退任
IT関連
2024-02-16 14:03
日新火災とNSSOL、新たなオープン系基幹システム構築に向けたモダナイゼーションプロジェクトを開始
IT関連
2023-12-06 17:56
アストンマーティン、Britishvoltと電池セル技術を共同開発
IT関連
2022-03-08 10:29