ADKグループ、全社員に「Azure OpenAI Service」活用のボット公開–プランニングへの活用など図る
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ADKホールディングス(ADK HD)は6月12日、Microsoftの「Azure OpenAI Service」を活用し、同社グループの全従業員を対象に、OpenAIの大規模言語モデル(LLM)を用いたチャットボットを「Microsoft Teams」上で公開したと発表した。
ADKグループでは、ADKマーケティング・ソリューションズ(ADK MS)のマーケティングインテリジェンスセンターとADK HDのIT部門が連携し、部署を横断したプロジェクトを立ち上げ、安全かつ効果的なLLMの活用可能性を検討してきたという。
今回、ADKグループの注力領域「顧客データ&インサイト」「顧客接点マネジメント」「顧客体験デザイン」の課題にも対応可能な環境を確立し、同チャットボットをグループ全社に公開した。活用例として、プランニング業務の高度化、クリエイティブ部門のブレインストーミング支援、エンジニアリング領域におけるプログラム作成、バックオフィス業務の効率化などを想定している。
ADKグループは、LLMの活用において社内に存在するさまざまな形式/暗黙知を取り込み、「ADKグループらしさ」を反映した独自のツールとして拡張することを目指している。例えば、意識・価値観、消費行動、メディア接触など多岐にわたる項目を含む自社保有データをLLMに入出力する。また、チャットボットとプロンプトを用いて社内ワークフローの情報を収集し、フィードバックする仕組みを構築することで、プランニングを支援するサービスを提供する。