FWD生命保険、メインフレームの基幹システムをリホストでAzureに移行

今回は「FWD生命保険、メインフレームの基幹システムをリホストでAzureに移行」についてご紹介します。

関連ワード (ITインフラ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 FWD生命保険と日本ティーマックスソフトは6月16日、FWD生命保険がメインフレームで運用していた保険契約管理システムを、ティーマックスソフトのリホストソリューション「OpenFrame」でFWD生命保険グループ共通プラットフォームとしている「Microsoft Azure」に移行したと発表した。移行は3月に完了している。

 OpenFrameは、メインフレームで稼動するオンライン処理やバッチ処理などに使用されるCOBOLやPL/I、アセンブラー、JCLなどの資産をそのままクラウドなどのオープン環境に移行するリホスト型のソリューションとなる。FWD生命保険は、これにより保守運用コストの削減やシステム運用の簡素化、他システムとの連携などのさまざまなメリットを期待しているという。

 この移行についてFWD生命保険 代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)の山岸英樹氏は、「業務基盤の刷新を目的に本件を推進し、安全性を確保しながらメインフレーム上で稼働する保険契約管理システムをクラウド環境に移行することで、大幅にシステム運用費を削減するとともに、システムの可用性、拡張性、俊敏性の向上を実現した」とコメントしている。

 日本ティーマックスソフト 代表取締役の羅鍾弼(ラ・ジョンピル)氏は、「PoC(概念実証)や機能開発、各種テストを経て移行が完了した。本件に関わった各社には厚く御礼申し上げ、今後もメインフレームのMicrosoft Azure移行とDX、AI推進にOpenFrameを活用して貢献していく」とした。

 日本マイクロソフト パートナー事業本部 ISVビジネス統括本部 ISVパートナー本部長の清水豊氏は、「メインフレームのMicrosoft Azure への移行を歓迎する。メインフレーム上に構築された資産を、最新テクノロジーを用いて活用することは、将来へ向けたビジネス価値向上への取り組みとなる。長期間運用されてきたメインフレームのクラウド移行は、コスト削減やデータの利用と活用、AIなどの新技術の活用を促進する」と述べている。

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