オラクル、OLTP/OLAP性能ともに最大で3倍以上とする「Oracle Exadata X10M」発表、96コアの第四世代AMD EPYCに最適化
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オラクルはデータベース専用プラットフォームの新型となる「Oracle Exadata X10M」(以下、Exadata X10M)を発表しました。
Exadataはハードウェア、OS、ネットワーク、ストレージ、コンピュートをすべてデータベースに最適化して構築されたデータベース専用マシンです。
OLTPだけでなく内部でデータベースをインメモリのカラム型データベースに変換することで高速なOLAP処理も実現します。
Exadata X10Mの筐体内ではRoCE(RDMA over Converged Ethernet)により100GB/sのRDMAで高速なデータ転送を実現。コンピュートやストレージを増設することで性能や容量が向上するスケールアウト構成を可能にしています
ソフトウェアをAMD EPYCに最適化し、大幅性能向上
主なハードウェア仕様は、最大でデータベースサーバに96コアCPU、3TBメモリ、ストレージサーバに32コアCPU、32.72TB最適化フラッシュ、22TBディスクストレージなど。
中でも最大の特徴は、96コアを搭載した第四世代のAMD EPYCプロセッサを採用したことでしょう。
前世代のExadataで採用していた32コアのIntel Xeonと比較してコア数が3倍増となりました。
オラクルはAMD EPYCプロセッサに合わせて、OSやドライバ、RDMAのアルゴリズムやメモリ管理、インメモリのカラム型データベースのアルゴリズムに至るまで、このAMD EPYCプロセッサコアと同プロセッサが備えるAVX(Advanced Vector Extensions)命令へのソフトウェアの最適化を行ったと説明しています。
これらハードソフト両面の改善によって、OLTP性能で最大3倍、OLAP性能で最大3.6倍など、全体に大幅な性能向上を実現したことも示されました。
Exadata X10MはExadata X10M Database Machineとしてオンプレミス用に提供されるほか、Cloud@Customerとしてオンプレミスでのマネージドサービスとしての提供、そしてOracle Cloudでクラウドサービスとして提供される予定です。