マイクロソフト、日本での生成AI開発を推進するプログラムを発表
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日本マイクロソフトは6月27日、国内開発者向けのイベント「Microsoft Build Japan」で、生成AI開発を推進するための新たな共創プログラムなどを発表した。世界で5カ所目となる共創施設「Microsoft AI Co-Innovation Labs」を秋に開設するほか、「Azure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャ」と、これを展開する「Azure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャ 賛同パートナー」プログラムを7月4日に開始する。
Microsoft AI Co-Innovation Labsは、企業がマイクロソフトとシステムやサービスにAIおよびIoTを組み込み開発していくための共創施設で、既に米国本社のあるレドモンド、ドイツ・ミュンヘン、中国・上海、ウルグアイに設置済み。日本は5カ所目で秋に設置する。イベントの基調講演に登壇した執行役員 常務 クラウド&ソリューション事業本部長の岡嵜禎氏は、「パートナーが自社の製品やサービスにAIとIoTを実装する先進的な取り組みの場になる」とアピールした。既に顧客との関係構築例は700件以上あり、拠点には20人以上のエンジニアが在籍することになるという。
またAzure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャは、同社が提携するOpenAIの大規模言語モデルや生成AIなどを「Azure」で提供する「Azure OpenAI Service」を用途に合わせて利用するための参考資料になり、7月4日に国内向けとして公開する。岡嵜氏は、「目的に応じた生成AIの利用を簡単かつすぐに始めるための支援になる」と説明した。
この資料は、「Azure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャ 賛同パートナー」プログラムを通じて今後継続的に改訂していくといい、賛同パートナーを7月4日から募集する。既に45社が賛同を表明し、各社でもAzure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャを生かしたソリューションサービスを展開していくとしている。