生成AIとノーコード開発は同義になりつつあるか?

今回は「生成AIとノーコード開発は同義になりつつあるか?」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 「生成人工知能(AI)」と「ノーコード開発」は同義語になりつつあるのだろうか。

 世の中はその方向に向かっているように見える。これは、両者が、特定の作業を行うルーチンを指定すると、すぐにそのコードを生成する手段を提供しているからだ。しかしこの2つには違うところもある。具体的に言えば、生成AIはプロの開発者を支援するものであるのに対して、ノーコード開発やローコード開発は、どちらかと言えば開発者としてのスキルを持たない人を対象としている。実のところ、開発者のスキルを持たない人が、AIで生成したコードをどうこうできるようになるのは相当先の話になる可能性が高い。

 Microsoftが最近発表した、企業の最高情報責任者(CIO)やITプロフェッショナル2000人を対象に実施した調査の結果では、回答者の87%が、ローコード開発プラットフォームにもっとAIや自動化技術が組み込まれれば、機能を十分に活用するのに役立つと述べている。MicrosoftのPower Platform担当ジェネラルマネージャーであるRichard Riley氏によれば、ローコード開発ツール全般がその方向に向かっているという。

 Pitney Bowesの最高イノベーション責任者James Fairweather博士は、「確かに生成AIは、自動的にコードを生成するもう1つの手段になり得る」と述べている。「生成AIは、人間の意図と、課題の解決に必要なプログラミングとのギャップを埋めるための大きな助けになる可能性がある」

 一方で同氏は、ソフトウェア開発は、単にコードを生産する以上のもっと複雑な作業だとも付け加えている。Fairweather氏は、「今の言語モデルや画像モデルが持っている生成機能は、ソフトウェア開発の自動化において、生成AIにもっと大きな役割を果たさせるためにモデル化する必要がある機能のごく一部に過ぎない」と指摘した。「あらゆるソフトウェアシステムには、ほかにも考慮すべきことがある。例えば、現在の生成AIが持つ機能では、論理的・物理的なシステムアーキテクチャや、データのモデリング、ビルドやデプロイメントの仕組み、メンテナンスや管理のための作業などにはまだ対応できないようだ」と同氏は言う。

 Atriumの技術担当バイスプレジデントを務めるLeon Kallikkadan氏は、AIはいずれ「ローコード開発環境やノーコード開発環境を実現する手段」としての役割を果たすようになると述べている。「また、ほかのパートナーシップが加わってくることによって、ローコード開発やノーコード開発が実現に近づくかもしれない。私は、人間の開発者が基盤を作り、AIコンポーネントがビジョンや将来のステップを生み出し始めるという、段階的なアプローチになると考えている。長期的に何が可能になるかは、どれだけ深いところまでで統合できるかによっても変わるが、それがローコード開発環境やノーコード環境環境まで至る可能性はある」

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