ベネッセら、「進研ゼミ」のウェブサイト制作プロセスに生成AI活用
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ベネッセホールディングス(ベネッセ)は、メンバーズ、ビービットと共同で、生成AIを活用した「次世代型Webサイトプロジェクト」を7月から開始している。ベネッセが7月31日に発表した。同プロジェクトでは、ウェブサイトの制作プロセスを抜本的に改革し、顧客体験(CX)や生産性の向上を図る。
ベネッセは、グループパーパス「誰もが一生、成長できる。自分らしく生きられる世界へ。ベネッセは目指しつづけます。」の実現に向け、2023年5月に「変革事業計画」を発表した。マーケティング基盤において、組織の枠を超えた業務の一元化とビジネスプロセスリエンジニアリング(BPR)の推進を掲げ、生成AIを活用することで人が担うべき領域の適正化に取り組んでいる。
同社は今回、通信教育「進研ゼミ」のウェブサイトにおけるデジタルマーケティング業務において、デジタルビジネスの運用支援に関するノウハウを持つメンバーズ、ユーザー体験(UX)のデザインコンサルティングに実績を持ち、5月に資本業務提携を締結したビービットと共に、次世代型Webサイトプロジェクトを開始した。
ベネッセは4月、グループ社員約1万5000人を対象に生成AIチャットサービス「Benesse Chat(旧:Benesse GPT)」を導入。各事業部で生成AIを利用する中、複数のプロジェクトが生まれており、今回は第3号となる。
同プロジェクトでは、これまで人的な工数が多く発生していたウェブサイトの制作/運用業務において、生成AIを活用することで業務効率化などを図る。また、プロンプト(AIへの指示)に関する知見や自動生成の精度を高めることで、既存のウェブサイトにおける業務プロセスの抜本的な改革に取り組む。
具体的には、ウェブサイトや広告の制作プロセス全体を抜本的に改革し、生成AIによる改善の提案・検証を自動化することで、改善活動を高速化する。生成AIを活用して分かりやすい説明文や適切な文言を考案するとともに、さまざまなユースケースに対応できる画像生成のプロンプトを開発する。また、チャットによるやりとりなどに生成AIを活用し、顧客の困りごとの素早い解決を図る。