Zoom、AIを活用したコラボレーションツール「Zoom Docs」を発表
今回は「Zoom、AIを活用したコラボレーションツール「Zoom Docs」を発表」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Zoomの製品はパンデミックの発生を機に、ハイブリッドワークに欠かせないものになった。その後、生成型の人工知能(AI)ブームの到来を受け、同社は自社のプラットフォームにAIテクノロジーを取り入れてきている。その最新の成果が「Zoom Docs」だ。
Zoom Docsは、AIを活用したコラボレーティブ文書ワークスペースであり、Zoom製品と緊密に統合されている。同製品により、プロジェクトで創造性を発揮したり、共同作業を行ったりする場がユーザーに提供される。
Zoom Docsには、「Google Docs」や「Microsoft Word」のような従来型の文書編集ソフトウェアに見られる、テキスト形式の他、グラフや表のオプションなどが用意されている。
しかしその目玉はZoom製品との統合にある。この統合により、ユーザーは「Zoom AI Companion」を活用し、「Zoom Meetings」や「Zoom Team Chat」のコンテンツをZoom Docsの文書に入力するといった一連のタスクを実行できるようになる。
Zoom AI Companionは、文体編集や、コンテンツの要約作成、ブレインストーミング、テキストの生成といった作業で、Zoom Docsの文書の編集作業を支援することもできる。
Zoom DocsはネイティブなかたちでZoom製品に組み込まれているため、画面共有と別画面への切り替えが必要となるサードパーティーのアプリケーションを使うよりも簡単に使用できる。
同社の発表によると、Zoom DocsはZoom MeetingsやZoom Team Chat、デスクトップ/ウェブ/モバイルアプリといったZoomのワークスペースをまたがって利用できるという。
Zoom Docsはコラボレーティブな職場環境を推進するために、タスクの割り当てや同僚へのメンション、コメントの追加といった機能も搭載している。
同社の最高製品責任者(CPO)Smita Hashim氏は、「Zoomは2023年、AIを中心に据えたパワフルな文書作成機能とコラボレーション能力、モダンなコラボレーションツール群、新たに構築した次世代のワークスペースとともに『Doc』の定義をもたらし、顧客を支援していくことになる。Zoom Docsがそのソリューションだ」と述べた。
同社によると、Zoom Docsはまだ利用可能になっていないが、2024年に一般提供を開始する予定だという。