三井不動産、全従業員向けに自社特化型の生成AIツールを導入
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三井不動産は10月10日、生成AIを活用した自社特化型AIチャットツール「&Chat」(アンドチャット)を開発したと発表した。全従業員2500人を対象に8月から運用している。10月下旬にはアイデアソンでプロンプトのアイデアを社内公募するなど、本格的な社内活用を推進する。
&Chatは、同社とアルサーガパートナーズが共同開発したAIチャットサービス。パブリッククラウド「Microsoft Azure」上で提供される「Azure OpenAI Service」のGPT-4モデルを用いている。セキュリティが担保された社内専用環境にデータが保管され、入力情報を社外の組織に送信せず利用できる。インターネットから最新の情報を参照することも可能である。
また、精度の高い回答が得られやすくするため、「文章の要約」「ビジネス英語に翻訳」「何でも分かりやすく説明」「報告書の作成」など汎用性が高いプロンプト集を開発した。これによって従業員の日常業務を効率化するとのこと。プロンプト集は今後も拡充していく予定としている。
&Chatにノウハウを蓄積する目的で社内データとの連携も計画する。第1弾としてITマニュアルの読み込みを実施している。今後は連携する社内データを拡充することで、全社のさまざまなマニュアルの検索、読み込みの煩雑さを解消するなど、業務効率の向上を進める。顧客からの問い合わせ対応への活用も検討しているという。