七十七銀行、富士通と顧客接点の高度化で記入レス・印鑑レスを実現

今回は「七十七銀行、富士通と顧客接点の高度化で記入レス・印鑑レスを実現」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 富士通は、七十七銀行(仙台市)が富士通の顧客接点高度化ソリューション「Customer Engagement Solution CHORDSHIP」(CHORDSHIP)を活用して、営業店窓口での手続きを簡潔に完了できるシステムを開発したと発表した。同システムは「店頭タブレット」として七十七銀行の全店舗に導入され、9月に利用を開始している。

 七十七銀行の顧客は、このシステムを利用することで、営業店窓口に設置されたタブレット端末に必要事項を入力すれば、口座開設や届け出事項の変更(名義、住所、電話番号)、キャッシュカードや通帳の紛失などを含む全10種の手続きができる。クラウドサービスのCHORDSHIPのAPI連携機能によって、七十七銀行の勘定系を含む各システムと自動連携してデータを更新し、手続きを完了させるという。

 開発にCHORDSHIPのローコードを活用し、ユーザーが実際に操作するフロント機能についてハイブリッドアジャイルにより開発したとのこと。これはウォーターフォールの開発工程にアジャイルのプロセスを組み込んだ開発手法になる。業務フローやユーザーインターフェース、画面のモックアップの検討をユーザーの要望を取り入れながら短いサイクルで検証と修正を繰り返し実施することで、要望に即したサービスを短納期で開発できたという。

 操作は、タブレット上の案内に従って、質問の回答を選択したり、入力したりするチャット形式のため、誰でも簡単に利用できる。従来は、手続きに顧客が申込用紙に多数の項目を記載し押印が必要だったが、同システムでは、タブレット上に入力するのみで手続きで完結し、記入レス、印鑑レス、ペーパーレスを実現する。

 今後七十七銀行は、同システムの対象手続きを順次拡大していく予定。また、同システムを非対面での手続きへも拡張を検討するなど、手続き書類の電子化をより一層推進していく。

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