富士通Japanと青山学院大、AI活用の蔵書探索システム開発–横浜市立図書館が導入
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富士通Japanは、青山学院大学の研究所「革新技術と社会共創研究所」とともに、日常的に使っている言葉を入力すると、関連図書をAIで探索できる「蔵書探索システム」を開発した。富士通が発表した。横浜市立図書館は同システムを全国で初めて導入し、2024年1月から稼働させる。
蔵書探索システムは、図書を探す際にタイトルや著者が定まっていない場合でも、日常的に使っている言葉を入力することで、従来のキーワード検索では見つけられなかった図書を発見できる。また、探索結果から興味・関心に近い図書を選ぶ度に、関連度の高い図書へ展開できるとしている。
富士通Japanは同研究所と2019年から、図書館を中核とした新しい学習支援の創出に向けて「AIを活用した学びの支援」の共同研究を行ってきた。その中で、学びにおける図書館利用シーンの変化を受け、文献探索におけるモデル化、読書の頻度や図書館利用の頻度、探索に対する行動の傾向などに関する調査を実施した。その結果、探している文献のテーマやキーワードが明確でない段階や興味や関心が潜在的な場合は、AIによる支援が有用であるとの結論に至り、同システムの開発を進めたという。