ドリーム・アーツ、米企業とクラウドセキュリティを開始–JCBが最初の顧客に

今回は「ドリーム・アーツ、米企業とクラウドセキュリティを開始–JCBが最初の顧客に」についてご紹介します。

関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 ドリーム・アーツは12月20日、米データセキュリティ企業のFortanixと技術提携し、クラウドセキュリティサービスの提供を開始すると発表した。ジェーシービー(JCB)が12月より最初の顧客になる。

 ドリーム・アーツは、大企業向けクラウド型業務システム基盤「SmartDB」などを手掛ける。Fortanixは、データ暗号化などに使用する鍵管理サービス「Fortanix DSM」や秘密計算などのデータセキュリティを手掛けている。両社は、技術提携によりFortanix DSMとSmartDBを組み合わせたクラウドセキュリティソリューションを提供していく。

 ドリーム・アーツによれば、同社ではSmartDBのサービス提供基盤に「Microsoft Azure」を採用しており、金融や保険、医療、製造などの極めて機密性の高いデータや情報を取り扱う企業・組織では、暗号化などにより保護しているデータと、データの暗号化/復号に必要な鍵の所有と管理を分離することが重要になる。特に米国でその対応が進んでいるという。

 ドリーム・アーツとFortanixのソリューションでは、SmartDBのユーザーデータがSmartDB内で保護され、保護に必要な鍵をFortanix DSMでユーザーが管理(BYOK:Bring Your Own Key)する。これにより、SmartDBのユーザーデータはユーザーだけが利用でき、第三者の利用が不可能になる。

 今回のソリューションを最初に導入するJCBの執行役員 システム本部長の中田一朗氏によれば、同社ではオフィスの業務システム基盤をクラウドに順次移行させており、クラウド上でより安全な仕組みをドリーム・アーツから提案され、採用を決定した。同氏は、「SmartDBは、ユーザー部門の市民開発を促す基盤で、システム部門に頼らずユーザー部門での市民開発が進み、事業進展に貢献することを期待する。Fortanix DSMの導入で、利用企業側が暗号化の鍵の管理をできることにより、さらに安全安心にSaaSサービスを利用できると評価している」とコメントしている。

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