IPA、DX対応で情報処理技術者試験などの出題範囲とシラバスを一部改訂

今回は「IPA、DX対応で情報処理技術者試験などの出題範囲とシラバスを一部改訂」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 情報処理推進機構(IPA)は12月25日、2024年秋の情報処理技術者および情報処理安全確保支援士の試験からDX対応に伴い、出題範囲とシラバスの一部を改訂すると発表した。適用は、CBT方式が2024年10月試験から、ペーパー方式が2024年秋期試験からとなる。

 改訂理由についてIPAは、「市場で企業が必要とされ続けるためには、業務改革やビジネス改革による本格的なDXをより一層加速させ、価値創造を継続していくことが重要な一方で、DXに取り組むタイミングが見極められなかったり取り組みをためらったりする組織がいまだに多く、その一要因としてDXを推進するための素養や専門的なスキルをもった人材が不足していることが挙げられる」と説明。対象の2つの試験が企業のDX推進人材の育成・確保に活用されることを期待し、出題範囲とシラバスの見直したという。

 主な変更点は、DX推進の必要な知識として、ビジネス変革、デザイン、データ活用、生成AIを含むAIを評価するための対応を図り、「数理・データサイエンス・AI(応用基礎レベル)モデルカリキュラム」のキーワードなどを取り込む。

 また、ユーザーインターフェース技術とUX/UIデザインに関する知識を評価するため、「システムアーキテクト試験(SA)」と「エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)」の午前II試験で出題対象に「中分類7」(小分類として情報アーキテクチャー、GUI、ユーザービリティー、アクセシビリティー、UXデザイン、情報デザイン、帳票設計、画面設計、ウェブデザイン、人間中心設計、ユニバーサルデザイン、ユーザービリティー評価など)を追加する。

 この他には、情報セキュリティ管理分野で日本産業規格(JIS)の改正を踏まえた用語などの表記を変更し、既に出題している用語の取り込みと、近年の技術動向や環境変化などを踏まえた用語例などの整理も実施する。

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