Otter.ai、AIで会議を支援する新たな機能群「Meeting GenAI」を発表
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Otter.aiは米国時間2月13日、会議の生産性向上に向けたツール「Meeting GenAI」を発表した。これは人工知能(AI)を活用して過去の会議や会話に基づく共同作業用のワークスペースを作り出し、ユーザーや同僚がさらなる知見を得た上で、次の段階に取り組めるようにするためのツール群だ。
同ツールの3つの特長は、全ての会議の情報にアクセスできる「Otter AI Chat」と、「AI Chat in Channels」(チャンネル内でのAI Chatの利用)機能、「AI Conversation Summary View」(AIによる会話要約)機能だ。
Otter AI Chatは、単一の会議内で議論された内容だけでなく、過去の会議で出てきた情報が必要となるような質問に対し、関連する事柄を見出して簡潔な回答を生成できるようになった。
この機能は例えば、2週間ほど職場に出てこなかった場合に特に有用だ。その間に開催された会議の議事録をそれぞれ熟読し、質問を投げかけていくのではなく、「過去2週間の会議で出てきた新たな事項は何?」といった質問を投げかけるだけで、そうした会議で出てきた新たな事柄を把握できるようになる。
Otter.aiは、同社のツールが競合他社のツールとは大きく異なっていると述べ、その根拠として競合他社のツールが一つ一つの会議からの洞察しか提供できない、「サイロ化された、単一の会議に制約された製品」になっているという点を挙げている。
次にAI Chat in Channelsにより、ユーザーは他のチームメンバーやOtter AI Chatとの共同作業を同時に行えるようになるため、グループメッセージを使用している際に、メンバー全員がAIの支援を得られるようになる。また、このチャットボットはチャンネル内の議論を基に、質問に対する回答や洞察を生成できる。
最後に、Meeting GenAIはAI Conversation Summary Viewも搭載している。これは、リアルタイムで会議を要約するとともに、作業項目と主担当者、期限といった情報を含む俯瞰的な観点を提供するものだ。
Meeting GenAIとその機能群は、無料の「Otter Basic」プランを含む全てのプランで同日より追加費用なしで利用可能になっている。今回の機能拡張は、ユーザーの会議および共同作業の手段を強化していくという、Otter AIのコミットメントの一環と言える。