リンガーハット、人事労務SaaSと社内システムをノーコードでデータ連携

今回は「リンガーハット、人事労務SaaSと社内システムをノーコードでデータ連携」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 外食チェーン大手のリンガーハットは、アステリアが提供するデータ連携(EAI/ESB)ツール「ASTERIA Warp Core」を採用した。人事労務SaaS「SmartHR」と給与・勤怠管理システムのデータ連携をノーコードで実現した。

 長崎ちゃんぽん専門店などを運営するリンガーハットは、2019年から顧客満足度の向上や業務効率化を目指し、ITを活用したDX施策を推進している。その一環として、人事労務管理のデジタル化を検討していた。特に、全店舗トータルで毎月約300人の新規雇用・退職者が発生し、店舗責任者はそれらの業務に日々追われる状況だった。既存のシステムでは給与計算や人事労務管理のシステムが連携しておらず、重複作業が多く業務負荷が増大していた。また、本社の総務人事チームと店舗間での紙を用いたアナログな処理が非効率という課題も抱えていた。

 そのため、リンガーハットはSmartHRを導入し、勤怠管理システムや給与情報システム「OBIC7」とSmartHRの連携基盤としてWarp Coreを採用した。これにより、社内で稼働するシステムとSmartHRの連携基盤をノーコードで開発し、工数を削減した。また、複数システムの連携により、人事関連の手続きが整流化され、人事労務管理業務が軽減された。店舗責任者は店舗運営や人材育成に専念できるようになった。

 さらに、これまで本部と店舗の間で紙による人事情報や給与明細のやりとりが行われていたが、これをシステム化することで年間10万枚以上のペーパーレス化を実現した。これにより、就業環境の改善と従業員満足度の向上に貢献している。

 今後もリンガーハットは、統合基幹業務システム(ERP)の刷新プロジェクトなど、業務効率化を目指してWarp Coreを活用する予定だ。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
東芝、“疑似量子トンネル効果”で組合せ最適化計算を高速・高精度化 「世界最速・最大規模」うたう独自の量子コンピュータ発アルゴリズムを開発
企業・業界動向
2021-02-05 21:10
NEC、チェコ気象庁からベクトル型スーパーコンピューター受注–気象災害の軽減へ
IT関連
2021-02-16 17:04
エンカレッジ、特権ID管理製品を刷新–コンテナー化やAPI提供
IT関連
2021-02-10 23:25
5月13日は「ビットコイン」「チケットぴあ」が話題に 今日のトレンドをサクッとおさらい : ほぼ日刊ITトレンドワード
IT関連
2021-05-14 02:29
「Ruby on Rails 8」正式リリース。SQLiteを本番DBとして利用可能に。今後は6カ月ごとに新バージョンをリリース
Ruby
2024-11-11 23:07
Docusign、「Docusign IAM」を発表–新カテゴリー「インテリジェント契約管理システム」初の製品
IT関連
2024-04-16 00:05
現場経験と機械学習を組み合わせた航空機の「予知整備」に挑むANA
IT関連
2023-07-07 03:10
熱海の土石流災害、現場の3Dモデルを有志が公開 ドローン映像を基に作成
DX
2021-07-06 16:14
サイバーセキュリティとクラウドコンピューティングの企業へ–アカマイ・日隈社長
IT関連
2025-01-09 11:47
BCPを見直す時のポイントは3点–ガートナーが発表
IT関連
2024-03-26 03:41
味の素、ゼロトラスト型ネットワークセキュリティを構築
IT関連
2024-02-03 06:42
今そこにある 分業制「サイバー脅迫エコノミー」 企業を狙うマルウェア、脆弱性の放置は格好の標的に :この頃、セキュリティ界隈で
セキュリティ
2021-06-08 07:37
第1回:人材の力を最大限に高めるための最新AI活用法
IT関連
2024-05-24 22:36
ディープテックからアグリテックまで–多数のITスタートアップが育つ小さな国
IT関連
2022-06-08 08:27