リンガーハット、AI活用した需要予測システムを開発–AIアプリを直営店に展開
今回は「リンガーハット、AI活用した需要予測システムを開発–AIアプリを直営店に展開」についてご紹介します。
関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
リンガーハットは、人工知能(AI)を活用した需要予測システムをパロアルトインサイトと共同で開発した。同システムをベースとした「自動発注アプリ」と「店舗シフト管理アプリ」は、全国の直営492店舗で導入されている。パロアルトインサイトが3月12日に発表した。
リンガーハットは長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」ととんかつ専門店「とんかつ濵かつ」を運営する外食サービス企業。パロアルトインサイトはAIシステムの活用提案からビジネスモデルの構築、システムの開発・導入までを一貫した支援している。
リンガーハットの需要予測システムは、販売実績や気象情報、地域別情報から消費者の需要を予測し、在庫管理やスタッフ配置を効率化する。また、大規模な災害の発生や感染症の世界的流行といった非常時には、直近のデータ変化を反映することで緊急事態への対応も可能という。
各アプリを導入した店舗では、業務の負担軽減や判断精度の向上のほか、月間十数時間を要していたシフト作成が数時間に短縮されるなどの効果も出ている。
システム導入では、店舗運営の経験を持つ人材を導入側のDX部署に組み入れた。また全国各地に足を運び、営業担当者や店長向けに説明会や各店舗との意見交換会を設け、実用的な観点からの質問や懸念に答える機会を提供した。また、システムを利用する従業員からのフィードバック体制の拡充も進めた。社内ネットワーク上で従業員が直面する課題や改善提案をリアルタイムに共有できるようにしたという。