MIS、学生の成長を支援するプラットフォームを開発–「IBM watonx.ai」を活用

今回は「MIS、学生の成長を支援するプラットフォームを開発–「IBM watonx.ai」を活用」についてご紹介します。

関連ワード (「GIGAスクール構想」で進化する教育現場、CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 エム・アイ・エス(MIS)は、日本IBMが提供する「IBM watonx.ai」を活用し、学生の成長を支援するプラットフォームである「AI Progress Monitor for Education」を開発した。日本IBMが発表した。

 AI Progress Monitor for Educationは、主に私立の高等学校・専門学校から大学までの教育機関を対象にしたサービスとしてMISが提供する。サービスの提供に向け、MISは自社のテスト環境下において過去の大学や専門学校の学生約5400人分のデータを使い、中退確率予測を抽出した。結果、過去データから予測された確率精度は90%と精度の高さが実証された。

 IBM Watsonx.aiはIBMが提供するAIソリューション。AIモデルの構築、トレーニング、デプロイなどを含むオールインワンプラットフォーム「Watson Studio」や、チャットボットなどの会話型アプリケーションを構築するサービスを提供する。

 AI Progress Monitor for Educationは、入学時にデータ活用の同意を得た学生の基本情報に加え、内申書や入試情報などの入学前の情報や、入学後の授業の履修や出欠、進路状況、アンケート回答、面談情報などから、課題を抱えた学生について兆候と原因をAIが分析する。

 これにより中退確率の予測や中退真因の抽出を提供し、学校側が中退リスクのある学生に対し兆候を把握できるようにする。その情報を基に、学生に対する早期の教学支援やカウンセリングの実施など、中退の防止策を講じる。さらに一人一人の状況に応じたカウンセリングなどを通じ、学生にキャリア形成など将来への構想を練る機会を提供する。

 今後MISは、過去データの動向から卒業生の成長パターンをベースに、就職活動の参考になる業種業態に関するアドバイザリー機能の開発を目指す。

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