伊藤園、営業系のデータ活用基盤を刷新–データドリブンな営業活動を推進
今回は「伊藤園、営業系のデータ活用基盤を刷新–データドリブンな営業活動を推進」についてご紹介します。
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伊藤園は、営業部門を中心に約5500人が利用するデータ活用基盤を「Oracle Autonomous Data Warehouse」と「Oracle Analytics Cloud」で刷新した。日本オラクルが5月30日に発表した。
伊藤園グループは、2023年4月期からのDXの強化を掲げ、戦略的なIT投資を推進している。2000年代後半に「Oracle E-Business Suite」を導入し、それを基盤とするデータ活用基盤「見れる君」を運用してきたが、利用開始から長年経過していることから、アップデートが課題となっていた。
同社ではまず、データベース基盤をクラウドに移行し、自律型の機能やコストメリットに優れたOracle Autonomous Data Warehouseを選定した。
Oracle Autonomous Data Warehouseのオートスケーリング機能を利用することで、営業社員の利用状況に合わせた最適なリソース設定を自動的に無停止で実現し、余剰リソースの維持を不要にした。これにより、負荷の高い時間帯のパフォーマンスが安定し、夜間バッチの処理時間も半減した。利用者のピーク時でも最新のデータが確実に利用できるようになった。
さらに、情報システム部門の運用負荷が軽減し、インフラの更改といった作業からも開放された。オートスケーリングにより、従来のインフラと比較して構築・運用コストも削減されている。
また、汎用検索として利用していたツールのサポート終了に伴い、人工知能(AI)や機械学習の機能を備えたOracle Analytics Cloudを導入。2024年6月に新システムへの移行を完了させ、セルフサービス型のビジネスインテリジェンス(BI)環境を整備した。これによって従業員のデータ活用効率を向上させ、営業活動の生産性向上を支援する。
一連のプロジェクトは、日本オラクルのコンサルティング部門の支援の下、伊藤忠テクノソリューションズが導入・移行を担当した。