オーケー、オブザーバビリティ基盤「New Relic」を導入–全システムのクラウド化を推進
今回は「オーケー、オブザーバビリティ基盤「New Relic」を導入–全システムのクラウド化を推進」についてご紹介します。
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ディスカウントスーパーのオーケーは、店舗業務と事業成長を支える全システムのクラウド化を推進しており、その一環としてオブザーバビリティ基盤「New Relic」を採用した。New Relicが5月30日に発表した。
現在は、クラウド上の全システムとモバイルアプリ化した「クラブ会員カード」にNew Relicを活用している。これにより、多様なシステムに対する一元的な観測が可能となり、異常検知や原因特定の迅速化を実現した。さらに、独自開発のクラウドデータ連携基盤もNew Relicの観測で安定動作と高パフォーマンスを維持している。
New Relicは、ソフトウェア開発の全工程をデータドリブンで支援するオブザーバビリティ基盤。さまざまなテレメトリーデータを取得し、フルスタック分析ツールと連携する。これにより開発サイクルタイムの計画、変更失敗率、リリース頻度、平均復旧時間(Mean Time To Recovery、MTTR)の改善を可能にする。
オーケーでは以前、異なるツールで社内システムを監視していたため、アラートが分散し、対応履歴の一元管理や障害対応プロセスの標準化が困難だった。
今後は、運用するほぼ全てのシステムをクラウドに移行し、New Relicのみで観測を行う。これにより、障害対応プロセスの可視化と標準化を目指す。