DeepL、「DeepL API」でコンテキストパラメーターを提供–コンテキストの追加を可能に

今回は「DeepL、「DeepL API」でコンテキストパラメーターを提供–コンテキストの追加を可能に」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 ドイツに拠点を置き、機械翻訳サービス「DeepL翻訳」を提供するDeepLは現地時間7月5日、コンテキストパラメーター機能の一般提供を発表した。「DeepL API」において、翻訳のカスタマイズと精度を向上させる。

 コンテキストパラメーターは、テキスト翻訳リクエスト内に追加のコンテキスを与えることを可能にし、さらなる制御性と柔軟性をAPI内で提供する機能。製品名、説明、記事タイトルなど、リクエストの前後にあるコンテンツを追加することで翻訳を向上させることができる短く、文脈が分かりづらいソースで特に有用だという。

 同機能を先行利用していたWeglotやKicktippといった企業からのフィードバックは良好であったことから、同機能の一般提供をDeepL API内で開始したとDeepLはいう。

 コンテキストパラメーターを使うには、テキスト翻訳をリクエストする際、翻訳対象のテキストに関する追加のコンテキスを提供するパラメーターを一つ含める。このコンテキスト自体は翻訳されず、出力される翻訳の精度と正確さを向上するのに使われる。

 DeepLは、同機能について、あらゆる業界で効果的な翻訳を可能にするが、特に、商品の命名規則や説明の正確さが販売体験の向上に重要となる電子商取引(EC)分野では役に立つとしている。

 コンテキストパラメーター利用のメリットとしては、翻訳精度の向上に加え、コンテキストを提供するテキストが翻訳文字数としてカウントされないことによるコスト効率のよいAPI利用、翻訳文で希望する品質とニュアンスを得ることを可能にする細かな制御性などを同社は挙げる。

 コンテンツパラメーターは現在、追加の設定不要でAPI内での利用が可能。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
日本企業の70%が持続可能性と収益性の同時実現は困難と回答–SAP調査
IT関連
2022-11-10 02:00
コロナ対応で重要な業界におけるセキュリティインシデント急増–クラウド脅威レポート
IT関連
2021-04-07 23:05
GitHub、プライベート脆弱性レポート機能を一般提供
IT関連
2023-04-22 12:40
クラウドフレアのCEOに聞く、大規模障害の背景や地政学的リスクへの対応
IT関連
2022-10-06 15:40
SASのCTOが語る、データ/AIプラットフォームの最新動向
IT関連
2024-07-26 17:33
自動車8社影響深刻 ルネサス火災 半導体不足長期化も
IT関連
2021-04-02 08:12
機械学習ベンチマーク「MLPerf」の最新ラウンドはNVIDIAだらけ、その意味は?
IT関連
2022-11-19 17:13
DevOpsが抱える課題と可能性–Platform Opsの活用
IT関連
2022-06-18 08:48
AWS、複数アプリケーションでのデータ利用を可能にする「S3 Object Lambda」を発表
IT関連
2021-03-19 04:03
マイクロソフト、「GitHub Copilot X」をVisual Studioに搭載したデモ動画を公開。コードを自然言語で解説、デバッグ、ユニットテストの生成など
GitHub
2023-04-03 10:35
セールスフォース、「Agentforce 2.0」を解説–「Slack」上で各種エージェントが業務支援
IT関連
2025-02-01 13:43
行ったことのない都市でも環境に対応し走れる自律配送車向けAIの英Wayve、約229億円調達
IT関連
2022-01-20 03:09
「無印良品」約500店舗でスタッフ向けコミュニケーション基盤を導入
IT関連
2023-10-26 02:49
アタックサーフェスの拡大で高まるDevSecOpsの重要性
IT関連
2023-02-09 00:14