オートメーション・エニウェア、「AI + Automation Enterprise System」発表–AIと自動化を連携
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オートメーションソリューションを提供するAutomation Anywhereの日本法人オートメーション・エニウェア・ジャパンは7月10日、AIと自動化を連携させた新しい「AI + Automation Enterprise System」を発表した。
同システムは、自動化のプラットフォームとして企業全体の自動化を支援する「Automation System」、顧客のデータに基づいたダイナミックな意思決定を可能にする「AI System」、顧客の財務やサプライチェーンといったユースケースに対して「Automation Co-Pilot」によって市場投入までの時間を削減する「AI Solutions」の3レイヤーで構成される。
今回300以上の新機能が搭載され、顧客やパートナーからの100を超える要望が反映されているとオートメーション・エニウェア・ジャパンでカントリーマネージャーを務める由井希佳氏は説明する。
AI Systemの機能強化の一つである「GenAI Process Models 2.0」は、AI + Automation Enterprise Systemの基盤となるエンジンで、Automation Anywhere独自の生成AIプロセスモデル。各モデルは、同社のクラウドネイティブプラットフォーム上で稼働する3億を超えるプロセス自動化から得られた豊富なメタデータを利用して調整されている。
GenAI Process Models 2.0に組み込まれ、一般提供が開始された「AI Agent Studio」は、AIエージェントの構築、管理、統制を可能にするローコードツール。AIエージェントは、コグニティブAIという頭脳と自動化という体を持つ特定業務の専門家として、顧客のデータから学習して適切な判断をし、業務の自動化のアクションを実行する。
AI Agent Studioは、誰でも簡単にAIエージェントを構築して、自動化によって生成AIを仕事に活用することを可能にするため、開発者に向けて豊富な機能を提供する。開発者は任意の基盤モデルからスタートすることができ、これには「Amazon Web Services(AWS)」「Google Cloud」「Microsoft Azure OpenAI Service」などが含まれる。10月には、検索拡張生成(RAG)のネイティブサービスと「Amazon Bedrock」を通して、企業の知識をAIエージェントで拡張することができる予定。
セキュリティとガバナンスが強化され、AIエージェントに組み込み制御が搭載されており、AIや会社データの利用状況を保護および監視し、セキュリティとコンプライアンスを確保することができる。新機能には、エージェントとモデルのパフォーマンスの監視と監査、一貫的な使用を実現するガードレール、人による確認とプロンプトテストによるハルシネーションの抑制と出力品質の最大化などが含まれる。モデルで処理される全ての入力から得られた機密データは、フューチャーデータマスキングにより自動的に再編集されるという。また、重要なビジネスプロセスのステータスをリアルタイムで追跡できるよう「Process Composer」も強化された。