BoxとSlack、パートナーシップ拡大–「Slack」で利用可能な「Box AI」機能を提供

今回は「BoxとSlack、パートナーシップ拡大–「Slack」で利用可能な「Box AI」機能を提供」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 BoxとSlackは8月1日、企業のコンテンツにセキュアなAIを導入し、組織の働き方を変革するためのパートナーシップ拡大を発表した。

 「Box AI」は、顧客の最も重要なビジネス情報に強力な大規模言語モデル(LLM)を学習不要でもたらし、インサイトの発見やコンテンツにまつわるワークフローの自動化を実現する。Box AIを「Slack」で提供することで、「Enterprise Plus」プランでは無制限のAIクエリーを利用し、Slackのチャンネルやスレッド内で送信されたBoxファイルに対して直接質問をしたり、重要なインサイトを引き出したりできるようになった。Box AIはBoxに組み込まれた権限によって管理されるため、ユーザーは自分がアクセスできるファイルにのみアクセスし、そこから回答を得ることができる。

 さらに、以下の機能も追加された。

 ダイナミックでセキュアなファイルプレビューにより、両社のユーザーはSlackチャンネルから直接、PDF、スプレッドシート、スライド資料を含むBoxドキュメント全体の最新バージョンをプレビュー、スクロール、表示することができる。ファイルへのアクセスや操作は、Boxに組み込まれた権限によって管理されている。

 コンテンツカードをリアルタイムに読み込むことで、Slackで共有されたBoxファイルの変更が数秒で反映され、Boxファイル自体の変更に合わせてSlackで共有されたファイルが更新されるため、ユーザーエクスペリエンスが向上する。

 Box for Slackワークフローの機能強化により、SlackユーザーはBoxコンテンツを組み込んだワークフローをコードなしで作成でき、チームはSlack内で直接Boxコンテンツを含むビジネスプロセスを自動化できるようになる。

 管理権限委譲の更新により、SlackのBoxアプリへのログインと承認が効率化され、連携の展開がより迅速かつ簡単になった。

 Box、Slack、「Salesforce」間のコンテンツワークフローの改善により、両社のユーザーはすべてのアップロードのデフォルト保存場所としてBoxを選択できるようになり、SlackチャンネルとSalesforceアカウントを同じマッピングされたBoxフォルダー構造に接続できるため、コンテンツが3つのプラットフォームすべてに反映され、重複が解消される。

 Slack内のBox AI機能は、両社がこの1年間で提供してきたイノベーションをもとに構築されており、BoxとSlackをより簡単に併用できるようにすることを目指しているという。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
政府機関など対象に暗号資産犯罪やマネロンの検知・防止ツールを提供するチェイナリシスが約110億円調達
セキュリティ
2021-06-29 00:13
Twitterが音声ツイートに自動文字起こし機能追加、社内にアクセシビリティ専門チームを用意し取り組む
パブリック / ダイバーシティ
2021-07-20 02:06
英GCHQによる大量データ傍受はプライバシーの権利侵害–欧州人権裁判所
IT関連
2021-05-28 14:02
「Visual Studio 2022 for Mac」の正式リリース近づく。macOSネイティブUI搭載、Apple M1プロセッサ対応、サーバレスアプリ開発対応など新機能
.NET
2022-04-19 16:50
IPA、情報セキュリティ10大脅威の最新版を発表–ゼロデイ攻撃が初登場
IT関連
2022-01-29 03:41
IT部門が抱えるSaaS管理の課題を解決–「SaaSポートフォリオ最適化プロジェクト」の手法とは(後編)
IT関連
2023-07-07 02:22
G7、法人税率を最低でも15%とすることで合意
IT関連
2021-06-08 22:03
バイデン氏、サイバーセキュリティ強化を目指す大統領令に署名
IT関連
2021-05-14 11:10
2021年上半期以降、最大のランサムウェア被害件数–トレンドマイクロ調査
IT関連
2023-08-29 21:49
ライオンとNTTデータ、生成AIで熟練技術者の暗黙知伝承を促進
IT関連
2024-06-05 00:28
「リテールテックJAPAN」開幕–小売業の新たな一歩は“目線で決済”
IT関連
2023-03-02 07:31
Uberの第2四半期は配車、配達事業の売上高は成長するも赤字幅は拡大
シェアリングエコノミー
2021-08-06 20:45
C#クックブック/プログラマー脳/電子回路、マジわからん、など、ITエンジニア向け新刊案内(2023年3月)
新刊案内
2023-03-01 11:31
Web版Twitterで不具合か ツイート一覧やリストが表示されず 「再読み込みしてください」【解決済み】
社会とIT
2021-07-02 12:59