住友生命、「Vitality」のデータ分析環境を「Snowflake」で構築
今回は「住友生命、「Vitality」のデータ分析環境を「Snowflake」で構築」についてご紹介します。
関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
住友生命保険は、健康増進型保険「Vitality」のデータ分析基盤として「Snowflake」を採用した。Snowflakeが4月23日に発表した。
Vitalityの加入者数は現在129万人を超える。パートナー企業と提携し、会員が健康増進に取り組むためのさまざまな特典を提供している。住友生命は、人々の豊かなウェルビーイングを支える「WaaS(Well-being as a Service)」を構想として掲げ、Vitalityはその中核に位置付けられている。
住友生命では、Vitalityの会員のデータを分析していたが、既存システムでは一部のケースで円滑にデータ分析が進まないという課題があった。特に129万人以上の会員IDと、日々蓄積される運動履歴などの会員データはサイズも大きく、データ結合時に時間とコストがかかっていた。
これらの課題を解決するために、住友生命は大量のデータを高速かつ効率的に処理できるSnowflakeのデータクラウドを保守運用面やセキュリティ観点を考慮して採用した。結果として、Snowflakeのトランザクション管理とデータのパーティション化により、これまで数十分を要していたファイルの結合を数分に短縮することができた。
さらに、使った分だけ費用が発生するコンサンプションモデルになったことで、年間で約50%のコストダウンが可能になる見込みだ。