「Linux」を手軽に試す4つの方法–「Windows 10」のサポート終了に備えて
今回は「「Linux」を手軽に試す4つの方法–「Windows 10」のサポート終了に備えて」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「Windows 10」のサポートがまもなく終了する。Windows 10を使用している人は、米国時間2025年10月14日までに代替OSを見つける必要がある。厳格化された「Windows 11」のシステム要件を満たすPCを所有している人はいつでもアップグレードできるが、古いコンピューターを使っている場合、Windows 11をサポートしている可能性は低い。
そこで、「Linux」の出番だ。
しかし、Linuxについて聞いたことがなく、見たことも使ったこともない人が、実際に乗り換える前にLinuxをテストするにはどうすればいいのだろうか。筆者は、そうした人が検討すべき4つの方法を考え出した。
本記事では、それら4つの方法を紹介する。
ライブディストリビューションは、Linuxをテストする最も便利な方法だ。ほぼすべてのLinuxディストリビューションは、ライブインスタンス内からインストールされる。
ライブインスタンスとは、どんなものなのだろうか。基本的に、OS全体がコンピューターのRAM内で実行されることを意味する。つまり、OSがハードドライブにインストールされることはない。これにより、ディストリビューションをインストール前にテストすることが可能になる。ディストリビューションが気に入らなかった場合は、コンピューターを再起動して、LinuxのISOファイルを書き込んだUSBドライブを取り外すと、Windows 10に戻ることができる。
ライブディストリビューションは、選択したLinuxディストリビューションが自分のハードウェアで快適に動作するかどうかや、周辺機器を検出できるかどうかを確認する手段としても、非常に優れている。ライブディストリビューションの使用感は、コンピューターにインストールされたディストリビューションと全く同じだ。唯一の注意点は、完全にRAMから実行されるため、実際にインストールする場合と比較すると、動作が少し遅くなる場合があることだ。
ライブインスタンスを使ってみて気に入った場合は、おそらく、デスクトップにインストールアイコンが表示されているはずなので、そのアイコンをダブルクリックして、ユーザーフレンドリーなインストーラーでインストールを完了しよう。
VirtualBoxは仮想マシンマネージャーだ。つまり、Windows 10にホストとしてインストールした後、LinuxをゲストOSとして作成し、あたかも実際のコンピューターにインストールされているかのように実行することができる。この方法の利点の1つは、ライブディストリビューションをテストする場合と違って、最初にLinuxのISOファイルから起動可能なUSBドライブを作成する必要がないことだ。代わりに、ダウンロードしたディストリビューションのISOファイルを、VirtualBoxの新規ゲストOSのウィザードから選択するだけでいい。
VirtualBoxは、Linuxと「macOS」「Windows」にホストとして無料でインストールできるため、問題なくセットアップして実行できるはずだ。ほかのソフトウェアをインストールするのと何も変わらない。