AIプラットフォームで日本の本来の強みを新たな力へ–ServiceNow Japan・鈴木社長

今回は「AIプラットフォームで日本の本来の強みを新たな力へ–ServiceNow Japan・鈴木社長」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 2025年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。

ServiceNow Japan 執行役員社長 鈴木正敏氏

 2024年、日本経済は長年続いたデフレから脱却し、国内外で政権リーダーシップが変わるなど、日本、そして世界は大きな転換期を迎えました。加えて、生成AIという革新的なテクノロジーの急速な発展により、今後の世界経済と日本経済、そして社会の大きな変化の可能性を感じる年となりました。

 その結果、2025年はこの変化をチャンスとしてビジネス成長に生かせるかどうかが多くの企業にとって重要な局面になるでしょう。また、それは日本経済、日本社会そのものの復興のチャンスでもあります。私たちServiceNowは、日本のお客さまと社会がこのチャンスを生かせるよう、企業変革と社会変革に貢献する存在でありたいと考えています。日本社会、日本企業、そしてそこで働く全ての人たちの可能性を信じて、その強みを解き放つために活動してまいります。

 2024年、ServiceNowはグローバル全体で大きなビジネス成長を続け、時価総額も約35兆円に到達しました。そして、ビジネス変革を実現するServiceNowのAIプラットフォームは更なる拡張を進めています。具体的には、2024年9月にServiceNow史上最も包括的なAIイノベーションを含む「Xanadu」リリースを発表し、合わせて高速化とスケーラビリティ向上を実現する「RaptorDB」を「Now Platform」に採用しました。さらに11月には、ワークフローやAIで活用する組織全体のデータを統合する「Workflow Data Fabric」も発表しました。

 日本のビジネスも大変好調でした。ユーザー視点に立ったエクスペリエンス向上を重視したDXが、日本企業においても進展し、さらに生成AIを活用した企業変革を目指すべく多くの企業で生成AI導入の検討が始まり、新たなデジタル活用領域としてServiceNowのAIプラットフォームの重要性が高まった年となりました。これは、私たちのビジネス成長を誇るのではなく、日本のお客さまに対する貢献度合いが益々高まっていることの証であり、大変光栄に思っています。

具体的には、2024年に掲げた6つの事業戦略に基づき、以下のような進捗(しんちょく)がありました。

 私たちServiceNowは、AIの効果を最大化するプラットフォーマーとして、日本のお客さまの変革に引き続き貢献していきます。また、ServiceNowのプラットフォームは、企業競争力を強化し、従業員の働きやすさや顧客体験の向上を同時に実現するという総合的な価値を提供します。私たちはこの価値を大切にしながら、各業界やお客さまの特性に合わせ、パートナー各社と緊密に協業しながらビジネスを力強く進めていきます。

 具体的には、2025年は以下の6つの事業方針を掲げます。

 2025年は、「経営とITは表裏一体」という言葉が真に意味を持つ年となり、デジタル活用がこれまで以上に重要になります。過去数十年間、日本の強みそのものが失われたわけではありませんが、その強みを最大限に発揮できない状況が課題として浮き彫りになっています。これを解決し、潜在的な力を引き出すには、生成AI技術を組み込んだデジタルプラットフォームの活用が鍵となります。さらに激変するであろう2025年、ServiceNowのAIプラットフォームは、生産性向上のためのボトルネックを打破し、日本企業の競争力を強化しつつ、従業員にとって働きやすい環境を提供することで、デジタル変革の加速と大きなビジネス成果の実現を支援します。

 2025年、日本社会と日本企業のデジタルブレークスルーを支援し、更なるビジネス成長とお客さまへの貢献を目指してまいります。

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