「Microsoft 365」の個人/家庭向けプランもAIに対応–料金は3~4割値上げ

今回は「「Microsoft 365」の個人/家庭向けプランもAIに対応–料金は3~4割値上げ」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 「Microsoft 365 Personal」と「Microsoft 365 Family」のサブスクリプションユーザーであれば、まもなく人工知能(AI)機能が大幅に強化された「Office」アプリを入手できるだろう。具体的には、「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」「Outlook」の各アプリに、新たに「Copilot」ボタンが追加される。これを押すとプロンプトパネルが開き、文書作成、スプレッドシートの分析、メールメッセージの概要作成、プレゼンテーション資料の作成などを手伝ってもらえるようになる。さらに、AI搭載アプリ「Microsoft Designer」が加わり、プロンプトから画像を作成したり、既存の写真を編集して余計なものを取り除いたりできるようになる。

 Microsoft 365のブログ記事で発表されたこれらの新機能は、「Microsoft 365」の最新アップデートの一環として利用可能になるが、これに伴ってサブスクリプション料金が大幅に値上げされる。値上げと引き換えに、サブスクリプションユーザーには、毎月60のAIクレジットが配布され、さまざまなアプリでCopilotとMicrosoft Designerに使用できる。このクレジットはサブスクリプションの更新日に関係なく、毎月1日にリセットされる。

 Microsoft 365 Familyのサブスクリプションは、月額プランだと9.99ドルから12.99ドルへと、約30%値上げされる。年額プランは99.99ドルから129.99ドルに上がる。Microsoft 365 Personalのサブスクリプションは、約43%の値上げだ。月額プランだと6.99ドルから9.99ドルに、年額プランだと69.99ドルから99.99ドルに上がる。

 新料金は次の更新期間から適用される。

 今回の発表には少なくとも1カ所、試験運用期間のフィードバックに対する直接の回答だと思われる部分があった。「AIのアシストが望まれない場面(教育や研究部門での一部の利用ケースなど)があることを把握しており、Word、Excel、PowerPointなどのアプリには、必要に応じてCopilotの無効化や有効化ができる設定を追加する」とある。

 また試験運用の実施された地域と同様に、Microsoft 365のサブスクリプションの既存ユーザーは、「Microsoft 365 Family Classic」や「Microsoft 365 Personal Classic」に切り替えることで、今回のAI搭載版のオプトアウト(および現行料金の維持)ができる。このClassicプランは、新たにサブスクリプションを購入する場合は選択できないようだ。Microsoftは、こうしたダウングレード製品は「限定提供であり、プランの選択肢として常に提供されるとは限らない」と警告している。

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