JR東海、チャット「direct」導入で業務をデジタル化–情報連携のスピードアップ
今回は「JR東海、チャット「direct」導入で業務をデジタル化–情報連携のスピードアップ」についてご紹介します。
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東海旅客鉄道(JR東海)は、菱洋エレクトロの支援により、 L is Bのビジネスチャット「direct」を東海道新幹線の輸送業務に導入した。1月16日、菱洋エレクトロが発表した。
directは、業務ごとにトークルームを設定し、情報伝達の漏れや抜けを防止できる。既読・未読機能により、業務連絡の伝達状況を容易に確認でき、機密情報の安全な送受信が可能だ。また掲示板機能で拾得物などの情報をテキストと写真で共有できる。さらにユーザーの声を反映し、定期的に新機能をリリースしている。
JR東海の業務担当者は、運行情報、遅延情報、各停車駅への指示情報など、さまざまな情報をリアルタイムに共有する必要がある。しかし従来のFAXやPHSによる情報伝達では、タイムラグが発生する上、接客中の確認が困難だった。
同社では、社内の業務改善活動の一つとして、directの掲示板機能を活用した紛失きっぷの情報共有が現場から提案され、現在では東海道新幹線の全停車駅で運用されている。これにより乗客の待ち時間が大幅に短縮され、顧客サービスの向上を実現しているという。
今後、同社はdirect導入により、さらなる業務効率化と顧客満足度向上を目指す。また菱洋エレクトロは、医療業界など、より幅広い業界への展開を目指していく。