データブリックス、生成AIスタートアップのMosaicMLを買収へ
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Databricksが米国時間6月26日、MosaicMLを13億ドル(約1900億円)で買収すると発表した。Databricksは創設10年でサンフランシスコに本社を置くソフトウェアメーカー。一方のMosaicMLは、創設3年で同じくサンフランシスコを拠点とするスタートアップで、生成人工知能(AI)プラットフォームを手掛けている。
今回の買収は、白熱する生成AI市場の資産に向けられる関心の高さを表すだけでなく、昨今のクラウドデータベース市場の変わりゆく性質も示している。
Intel出身者が創業したMosaicMLは、「Composer」というプログラムを構築している。これは、OpenAIの「GPT」のようなAIプログラムの標準バージョンを用いて、そうしたプログラムの開発、つまりニューラルネットワークのトレーニングとして知られる初期段階の大幅な迅速化を、容易かつ手頃なコストで実現するものだ。
MosaicMLは2023年に入って、企業がニューラルネットワークのトレーニングと推論(ユーザーのクエリーに対する予測の生成)を有料で実行できるクラウドベースの商用サービスを発表した。
しかし、同社のアプローチにある奥深い要素は、従来のリレーショナルデータベースのような、データを扱う分野全体が完全に刷新される可能性も示唆している。
MosaicMLの共同創設者で最高経営責任者(CEO)のNaveen Rao氏は、今回の買収に先立ち米ZDNETに次のように語った。「ニューラルネットワークモデルは実際のところ、特にそれが生成モデルである場合、ほとんどある種のデータベースと考えることができる」