テムザック、点検・補修ロボット「SPD-X」を開発–走行性向上し、下水道管以外にも対応

今回は「テムザック、点検・補修ロボット「SPD-X」を開発–走行性向上し、下水道管以外にも対応」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 ロボットメーカーのテムザックは1月17日、点検や補修などの作業を実施する多脚式ロボット「SPD-X」を開発したと発表した。堆積物や段差乗り越えなどの走行安定性を向上し、狭小部や危険な場所での走行にも適用する。

 SPD-Xは、下水道点検を目的に2022年に開発した「SPD1」の脚式構造を見直し、走破性を高めた新モデル。8本脚を2段構成にした計16脚で、細長い管路の中でも安定して走行できる。

 サイズは高さ18cm✕幅50cm✕奥行き18cmで、重量は9.1kg。開発に当たっては、3Dシミュレーターを活用した、堆積物や障害物への対応制御を行った上で、実際に土などの堆積物や段差を乗り越えるテストを重ねてきたという。本体には1230万画素の360度カメラを搭載する。

 SPD1は、下水道の点検を目的に開発したが、発表後に下水道以外の業界からも注目されたことを受け、SPD-Xは管内で各種の作業ができるベースロボットと位置づけているとのこと。社会インフラや建設業界などのニーズに応えていくとしている。

 テムザックは、今後も「人が入れない場所」「人が行うと危険な作業」「機械・装置を動作させるのが困難な環境」に対応でき、かつ高度な作業を実現するロボットの開発に取り組み、人手不足への対応と危険作業の回避を目指す。

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