アステラス製薬、ESGデータ管理基盤「IBM Envizi ESG Suite」を導入
今回は「アステラス製薬、ESGデータ管理基盤「IBM Envizi ESG Suite」を導入」についてご紹介します。
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アステラス製薬は、ESG(環境・社会・統制)データ管理と情報開示の効率化を目的として、日本IBMの「IBM Envizi ESG Suite」(Envizi)を導入することを決定した。日本IBMが発表した。アクセンチュアが構想策定から要件整理、導入までを支援し、日本IBMは技術面で導入と運用を支援する。
IBM Envizi ESG Suiteは、企業とサプライチェーンにおける温室効果ガス(GHG)の排出データとESGデータのための実績あるコンプライアンス対応ソリューション。分析、報告、計画立案のツールを組み合わせて、戦略的な意思決定、脱炭素化の取り組み、規制上の開示をサポートする。グローバルで導入実績のあるESGデータ管理基盤として、「CSRD」(企業サステナビリティ報告指令:Corporate Sustainability Reporting Directive)と、「ESRS」(欧州サステナビリティー報告基準:European Sustainability Reporting Standards)に対応する。
アステラス製薬は、2024年12月からEnvizi向けのシステム開発を開始しており、2025年10月に利用を開始する予定。2025年度会計期間以降の情報開示に活用する。
日本IBMによれば、世界的に環境負荷低減と情報開示の要求が高まっており、2023年7月には欧州委員会がCSRDに基づくESRSに関する規則案を公開している。さらに欧州以外でもこのような法制化の動きがあるという。アステラス製薬は、こうした動きに対応するため、データ管理のさらなる効率化を目的に今回の導入に至ったという。