マイクロソフト、AI音声アシスタント「Copilot Voice」を刷新
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人工知能(AI)により、音声アシスタントは長足の進歩を遂げた。そしてその結果、ChatGPTの「Advanced Voice Mode」やGoogleの「Gemini Live」、Microsoftの「Copilot Voice」など、多くの企業がそれぞれの独自バージョンの音声アシスタントをリリースしている。その1つ、MicrosoftのCopilot Voiceがこのたびアップデートされ、競争力をさらに高めることとなった。
Microsoftは米国時間2月13日、Copilot Voiceのアップデートを実施した。具体的には、新たに40の言語に対応したほか、AIアシスタントとやりとりする際のリアルタイム情報の扱いが向上している。総合的に、これらのアップデートにより、ユーザーはよりシームレスで役立つ会話が体験できるようになった。
2024年10月に発表されたCopilot Voiceは、話の中断にも対応可能なマルチターン会話機能を持ち、ユーザーの感情にも反応できる。マイクのボタンを操作するだけで、アプリ上で非常に簡単に会話を開始でき、4種類の音声タイプやさまざまな音声速度を選択可能だ。そして最大の売りは、すべてのユーザーに無料提供されている点だ。
機能に関して言えば、これら3つの性能は非常に似通っているというのが、Gemini LiveとChatGPTのAdvanced Voice Mode、Copilot Voiceを徹底的にテストした筆者の見解だ。Copilot Voiceは、今回の最新のアップデートにより、2つの競合サービスと肩を並べるところに近づいた。実際に使ってみれば、いずれも「Siri」や「Alexa」のような従来の音声アシスタントから大幅に進歩しているのがわかるだろう。
どのサービスを選択すべきかは、すでに利用しているチャットボットや支払ってもいいと思う金額次第だ。
OpenAIが提供するChatGPTのAdvanced Voice Modeにアクセスするには、有料ユーザーになる必要があり、最も安い「ChatGPT Plus」でも月額20ドル(約3100円)の出費となる。それでも、ChatGPTのパワーユーザーなら、「Sora」「o3-mini-high」「o1」など、OpenAIの最新サービスを利用できるので、サブスクリプション契約を結ぶのも理にかなっていると言えるだろう。
Gemini Liveは無料だが、Copilot Voiceと同様に、使うためにはアプリのダウンロードが必須だ。そのため、この2つのどちらを選ぶかは、主にチャットボットやインターフェースの好みの問題になる。筆者がテストした限りでは、これら3つのサービスの体験はすべて非常に似通っていた。