日本中央競馬会、公共性の高い競馬事業を支えるデータ保護基盤を統一

今回は「日本中央競馬会、公共性の高い競馬事業を支えるデータ保護基盤を統一」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 日本中央競馬会(JRA)は、包括的なデータバックアップの基盤として、Veeam Softwareの「Veeam Backup & Replication Enterprise Plus ソリューション」を採用した。

 JRAは、協力会社のJRA システムサービスと連携して、信頼性・安定性の確保に取り組んでいるとし、競馬事業を支える主要な業務基幹システム群のバックアップに複数の製品を使用していたため、運用管理が煩雑化していたという。また、バックアップに膨大な時間を要し、バックアップに失敗するた問題も抱えていた。さらに、各ツールのライセンス費用も大きな課題となっていた。そこで統合IT基盤の更新を機に、新たな統合バックアップシステムの導入に着手した。

 Veeam Backup & Replication Enterprise Plus ソリューションは、災害復旧対策やデジタル変革へのシフトなど次世代の運用課題にも対応できるよう設計されている。保存場所やワークロードの種類を問わず、クラウド、仮想、物理のワークロード全体の完全なデータ保護と復旧が可能となる。今回、次期統合IT基盤用のストレージとして採用したピュア・ストレージのオールフラッシュストレージとの高い親和性が評価され導入に至った。

 導入の効果として、バックアップの信頼性向上と運用負荷軽減に成功し、処理時間を10時間から数十分レベルにまで短縮できた。バックアップツールを集約することで調達費用を約3分の1に削減できたという。

 JRAは今回の導入の際に、さまざまな問題を生む要因となっていたテープ装置を廃止し、圧縮・重複排除機能とWANアクセラレータ機能を組み合わせることで、遠隔地データセンターへの転送を確実かつ短時間で可能にした。

 旧環境では、仮想マシン単位でのリストアしか行えず、トラブル時の対応に多くの時間と工数を要していたが、Veeamの導入によりファイルレベルでのリストアが可能になった。さらにVeeamはCPU単位でのライセンス体系のため、仮想化基盤上で稼働するサーバーが増えてもCPU分の費用しか掛からないというメリットも享受できたという。

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