モノタロウ、オーダー管理システムを高度化–日本IBMの受発注プラットフォームを活用

今回は「モノタロウ、オーダー管理システムを高度化–日本IBMの受発注プラットフォームを活用」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 工業用間接資材などの通信販売を展開するMonotaRO(モノタロウ)は、日本IBMの受発注プラットフォーム「IBM Sterling Order Management」を活用してオーダー管理システムの在庫引当機能を高度化した。3月中旬に本格稼働を開始した。日本IBMが4月5日に発表した。

 IBM Sterling Order Managementは、受注や在庫引当、ステータス管理、納期情報提供、返品処理、コールセンターなどの機能を包括的に提供するフルフィルメントプラットフォーム。グローバルではオムニチャネルプラットフォームを構築する際のフルフィルメントを担うソリューションとし利用され、統合基幹業務システム(ERP)など既存のオーダー管理システムと連携する事例が数多くあるという。

 モノタロウは、インターネットやデータベースマーケティングなどによる効率的な販売や、23カテゴリーにおよぶ約1800万点の品ぞろえと約50万点の在庫商品により、顧客が間接資材調達をワンストップで行える利便性を提供している。

 今回の導入により同社は、自社だけでなく、サプライヤーの在庫情報を統合していく体制を整えた。これにより納期を順守しながら入荷、入庫、配送などにかかるコストを「最適化するルール」を設定して、在庫引当が可能となった。また自社倉庫の在庫だけでなく入荷予定の在庫情報を使った在庫引当やサプライヤー直送などの判断も自動で行われることになり、短期的な欠品による受注機会損失の低減を実現した。

 さらに多様な状況下で最適な配送方法を選定できるようになり、商品の顧客への到着時間を改善した。またオペレーションの負荷平準化と荷別れ抑制機能の拡充を通じ、さまざまな出荷指示に柔軟に対応でき、併せて配送・物流関連のコストを抑制していくことができる。また、クラウドプラットフォームを利用することで業務量の変化にも柔軟に対応できるようになった。

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