フジパングループ本社、AI検索サービスで社内問い合わせ対応を効率化
今回は「フジパングループ本社、AI検索サービスで社内問い合わせ対応を効率化」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
フジパングループ本社は、シーアイエス(CIS)の人工知能(AI)検索サービス「Arrow Search」を活用した社内問い合わせ対応システムを2週間で構築した。CISが発表した。導入によって、総務部門への問い合わせを担当者が対応すべきものだけに限られるようになり、問い合わせ業務を約20%削減したという。
今回の対応システムでは、複数データベースからAIが関連すると判断した文書リンクを一覧表示できる。データベースはグループウェアの「Notes/Domino」にあり、人事・総務関連の文書が保存されている。AIによって提示された文書リンクをクリックすると、直接文書や添付ファイルを開くことができる。
また、類義語・関連語句を登録することで、社内や業界特有の言い回しなどのゆらぎを吸収して、話し言葉での質問にも対応する。さらに、簡単な操作で利用者のフィードバックをAIに学習させ、回答精度を向上させることもできるようになった。
システム構築の際は、Notes/Domino上の社内規定・PC関連マニュアルなど既存文書の改編・改修が不要で、検索対象コンテンツの追加をNotesから通常通りに文書作成・保存するだけで完了できるようにしている。
フジパングループ本社は、製パンに関わる工場・営業所などが全国に多数あり、各地から人事・総務に関する問い合わせが本社に集中することが課題となっていた。Notes/Domino上にある人事・総務関連の文書の保存場所を社員が分からず、人事・総務部門に直接問い合わせを行っていた。