不二越、3200人の従業員に「SAP Concur」導入–事務負担の軽減実感
今回は「不二越、3200人の従業員に「SAP Concur」導入–事務負担の軽減実感」についてご紹介します。
関連ワード (「働く」を変える、HRテックの今、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
マシニング事業などを行う不二越は、同社グループの間接費管理基盤として「SAP Concur」を採用した。同基盤を提供するコンカーが発表した。
導入された製品は、経費精算/管理クラウド「Concur Expense」、AI-OCR(人工知能を活用した光学文字認識)で領収書を読み取る「ExpenseIt」、出張管理を支援する「Concur Request」、経費の流れをレポート化・分析する「Intelligence」、専門オペレーターがユーザーの問い合わせに対応する「ユーザーサポートデスク」。
コロナ禍を機にバックオフィス業務を効率化し、時間や場所にとらわれない働き方を推進する企業が増えている。不二越はConcur Expenseをはじめとする SAP Concurを採用し、2月から約3200人の従業員を対象に導入した。それまで同社は間接費に関する業務フローを主に紙で進めていたことから、働く時間や場所に制約があるほか、経費に関するデータを抽出できないことが課題となっていた。
SAP Concurの導入により同社は、煩雑な業務フローから脱却するとともに、単純作業のための出社や事務工数を削減し、全従業員がコア業務に集中できる環境づくりを進めている。またConcur Expenseの導入により、拠点ごとに異なっていたルールが標準化されるとともに、経費の利用状況が可視化され、業務効率化とガバナンス強化の両方が可能になったという。
稼働開始から3カ月が経過した現在、不二越の従業員は時間や場所に関係なくスマートフォンで処理ができ、工数や事務負担の軽減につながっている。同社はインボイス制度などへの対応を見据えて、請求書管理システム「Concur Invoice」の導入も検討しているという。