「Microsoft Base」にセキュリティ特化の新拠点–全国初2カ所同時に

今回は「「Microsoft Base」にセキュリティ特化の新拠点–全国初2カ所同時に」についてご紹介します。

関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 アイネットテクノロジーズは8月3日、Microsoftのセキュリティとコンプライアンスのソリューションに特化した体験型施設「Microsoft Base」を東京都内2カ所(乃木坂、人形町)に開設した。テーマ特化のMicrosoft Baseは全国初という。

 Microsoft Baseは、日本マイクロソフトと同社パートナーが2019年から全国各地に展開している体験型の施設。当初は「Azure Base」の名称で、「Microsoft Azure」を中心とするクラウドサービスとデジタルトランスフォーメーション(DX)のソリューションを各地域の顧客に体験、提案する場だった。2021年7月にMicrosoft Baseへ改称され、日本マイクロソフトは2023年6月までに全都道府県への展開を進める。今回開設したMicrosoft Base乃木坂は19番目、Microsoft Base人形町は20番目の施設になる。

 アイネットテクノロジーズは、日本マイクロソフトのテクノロジーセンター出身で代表取締役 兼 CEO(最高経営責任者)を務める上口稚洋氏が2020年に創業、Microsoftのセキュリティとコンプライアンスに特化したソリューションパートナー企業となっている。

 同日の開所式に登壇した上口氏は、「私自身は2015年からベンダーの立場でAzureや『Microsoft 365』などをお客さまに提供してきた。コロナ禍におけるリモートワークの対応ではセキュリティやコンプライアンスが重要になり、より良い環境を実現していただくために、マイクロソフト製品に加え、ソリューションやノウハウ、ナレッジを提供し、お客さまに体験いただく場として開設した」と述べた。

 日本マイクロソフト チーフセキュリティオフィサー(CSO)の河野省二氏は、「企業にとって従来のセキュリティは、『やらなければならない』と押しつけられるものだった。マイクロソフトは、セキュリティがビジネスを妨げる存在になってはいけないと考え、セキュリティはお客さまのしたいことを安全に実現するためのものと位置付けている」と説明。その上で、「Microsoft Baseを通じてお客さまに最新のセキュリティやコンプライアンスを実際に体験いただき、より良い取り組みを実現していくアイデアなども頂戴しながら、ソリューションを進化させていきたい」と話した。

 Microsoft Base乃木坂と人形町では、「Microsoft Defender」や「Microsoft Sentinel」「Microsoft Purview」などの製品群に加え、アイデンティティーおよびアクセス制御、ゼロトラストセキュリティ、モダンセキュリティ監視センター(SOC)といったソリューションの体験、コンプライアンスにおける情報漏えい対策や内部不正対策といった課題に関するセミナー開催、コミュニケーションやコミュニティー活動の機会をリアルとオンラインで提供していく。まずは開設から3カ月で約200人の利用を見込んでいる。

 上口氏と同じく日本マイクロソフトのテクノロジーセンターなどで活躍し、アイネットテクノロジーズ 経営戦略室 CSOを務める加藤寛二氏は、「私が『CISSP』(国際的な情報セキュリティ専門認定資格)を取得する際の講師が河野さんで、それ以来のお付き合いがある。Microsoft Baseを通じてそのような人と人のつながりも広げていきたい」と語った。

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