S3互換の「Cloudflare R2」が正式サービスに。データ転送料無料、10GBまで無料の分散型オブジェクトストレージ

今回は「S3互換の「Cloudflare R2」が正式サービスに。データ転送料無料、10GBまで無料の分散型オブジェクトストレージ」についてご紹介します。

関連ワード (作成、帯域、従量課金等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


Cloudflareは、Amazon S3互換のオブジェクトストレージ「Cloudflare R2」を正式なサービスとして提供開始しました。これまではベータ版として公開されていました。

Cloud providers taught us to expect a data transfer tax every time we actually used the data we stored with them. Introducing R2, now Generally Available. R2 gives developers object storage minus the egress fees. https://t.co/SupFs8SRUg

— Cloudflare (@Cloudflare) September 21, 2022

Cloudflareは以前からAmazon S3のデータ転送コストが高すぎることを指摘しており、Cloudflare R2では読み出しにかかる帯域コストを無料に設定することで価格面での差別化を図っています。

利用料金はストレージに保存されているデータ容量およびリードとライトの操作に対する従量課金で、1GBのデータ容量に対して月額0.015ドル、100万回のライト(操作A)に対して4.5ドル、100万回のリード(操作B)に対して0.36ドル。

ただし10GB以下のデータ容量で月間100万回までのライト、1000万回までのリードは無料。

オブジェクトストレージとしての信頼性はイレブンナイン(99.999999999%)と説明されています。

バケットの作成時にリージョンを指定する必要はなく、自動的に作成者にいちばん近いCloudflareのリージョンで作成されます。将来的にはデータのアクセスパターンによってバケットのデータ配置を最適化するとのことです。

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