「衛星データ」を実際に触ってビジネスのヒントを探す–入門ワークショップ開催
今回は「「衛星データ」を実際に触ってビジネスのヒントを探す–入門ワークショップ開催」についてご紹介します。
関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
スマートフォンがあれば、初めて行った土地でも「Googleマップ」などで迷うことなく目的地にたどり着ける。20年前では考えられなかったことだ。
スマートフォンに表示される地図データも重要だが、自分が立っている場所がリアルタイムに表示されるのは、米国が運用する「Global Positioning System(GPS)」に代表される全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System:GNSS)があるからだ。
地上を動き回るわれわれにとって、宇宙は関係がない空間のように思えるが、実際には、宇宙を飛び回る人工衛星がわれわれの生活を便利にしてくれている。
衛星がもたらすメリットはGNSSだけではない。地上を高度数百キロメートルを周回する衛星という、つまり地上を俯瞰する鷹の目から見ることでさまざまなことが見えるようになっている。しかも、衛星が観測、計測するデータはPC上で処理でき、手軽に扱えるようになっている。
「ビッグデータ」はさまざまなデータを分析することで、一見しただけでは見えない事実を見えるようになっていることを端的に示す言葉だ。分析対象に衛星がもたらすデータを含めると、どんなことが見えてくるのか。企業が持つさまざまなデータに衛星データを掛け合わせると、新しい事実が見えてくる可能性が広がってくるはずだ。
しかし、業務で稼働させているシステムのデータと違って、衛星データは手軽に触れることができない。衛星データに可能性は感じていても、どうやって入手して、どう処理すればいいのか――。
そうした疑問に答える場所として、ZDNET Japanのグループメディアである宇宙ビジネスメディア「UchuBiz」と衛星データ事業を展開するJAXAベンチャーの天地人は、11月20日に東京の日本橋で「『衛星データ』のキホンが身につく事業アイディアワークショップ」を開催する。定員は30人、税込参加費は3万3000円。
ワークショップでは、衛星データを活用するうえで、まず押さえておきたい基礎的な情報のインプットとともに、ウェブベースの地理情報システム(GIS)「天地人コンパス」を実際に触りながら、衛星データの扱い方をレクチャー。参加者同士のグループディスカッションによって、衛星データを活用したビジネスのヒントを考える。
これまでの業務では触れることができなかった衛星データを実際に経験することで、これからの業務に活用できるアイデアを思い付く可能性があるはずだ。是非とも体験してみてほしい。