Okta、ソフトバンクと協業–中堅・中小企業向けにIDaaSを展開
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Okta Japanとソフトバンクは2月16日、中堅・中小企業向けにアイデンティティ・アズ・ア・サービス(IDaaS)を提供すると発表した。ソフトバンクのモバイル端末管理(MDM)サービスの「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント(BCDM)」でOktaのIDaaS「Okta Workforce Identity Cloud」を利用できる。29日からサービスの利用申し込みを受け付ける。
今回の協業では、BCDMの標準料金(1ID当たり税別月額300円)においてOktaのIDaaSを利用したシングルサインオン(SSO)機能やID管理機能を利用できるようにする。なお、標準料金でSSOを利用できるSaaSは、「Google Workspace」「Zoom」「LINE WORKS」「PrimeDrive」「BCDM」。別途、対象以外のSaaSでもSSOを利用できる機能や多要素認証機能、ライフサイクル管理機能などをオプションで用意する。
同日のメディア向けオンライン発表会に登壇したOkta Japan 代表取締役社長の渡邉崇氏は、国内の中堅・中小企業で働き方改革やクラウドの利用拡大が進む一方、セキュリティ対策が複雑化し、中堅・中小企業の中で大企業と同様にセキュリティ対策を強化している企業とそうではない企業の二極化が進んでいると説明した。
対策強化が遅れている中堅・中小企業が対策強化を進めている企業に追従するには、安価で迅速に利用可能なソリューションが必要になるといい、ソフトバンクとの協業に至ったとした。両社は、世界で初めてという「マルチテナント型マネージドサービスプロバイダー」契約を締結。日本において2年間限定だが、この仕組みによりソフトバンクがOkta Workforce Identity Cloudを企業顧客へ迅速かつ安価に提供できるようになったという。
ソフトバンク 法人プロダクト&事業戦略本部 統括部長の中野博徳氏によると、BCDMは同社が独自開発・提供するMDMサービスで、現在は1万6000社・約240万IDの利用があるとのこと。Oktaとの協業により、BCDMで提供するデバイス証明書とSSOを活用して容易で安全な認証が行えるようになるほか、デバイスやユーザーなどの一元的な管理、グループ企業のSBエンジニアリングと連携した導入支援および導入後の24時間体制のサポートが特徴になると説明した。