Solaris 11.4の拡張サポート期間が2037年まで延長。契約し続ける限りサポートが提供される「Sustaining Support」は無期限で提供

今回は「Solaris 11.4の拡張サポート期間が2037年まで延長。契約し続ける限りサポートが提供される「Sustaining Support」は無期限で提供」についてご紹介します。

関連ワード (事実上、支払、新方針等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


オラクルは先月(2024年2月)、新しく公開したドキュメント「Oracle Lifetime Support Policy」(PDF)で、それまで2034年までだったSolaris 11.4の拡張サポート期間を2037年まで延長することが、The Registerなどの報道で明らかになりました。

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2017年にはSolaris 11のサポート期間を2034年までに延長していた

Solarisは、オラクルが2010年に買収したSun Microsystemsが開発し提供していたOSです。ミッションクリティカルなシステムに対応した高機能なOSとして使われていました。

しかしLinuxの成熟によって企業向けのOSにおけるLinuxのシェアが高まるにつれて、オラクルにおけるSolarisの役割も少しずつ後退していき、2017年にはSolarisのメジャーバージョンアップがロードマップから消え、事実上のメンテナンスモードとなります。

参考:オラクル、今後のSolarisはメジャーバージョンアップせず。継続的デリバリで頻繁にリリースする新方針を表明。Solaris 11のサポート期間は2034年まで延長

このとき、上記の記事にあるようにプレミアサポート期間は2031年まで。拡張サポート期間が2034年までに延長されました。

それが今回、Solaris 11.4での拡張サポート期間が3年延期され2037年11月までとなっています。

また、お金を支払って契約し続ける限り重要なセキュリティパッチなどのサポートを受けることができるSustaining Supportは無期限に設定されています(Sustaining Supportは以前から提供されていました)。

今回、なぜ3年延長になったのか理由は不明ですが、2037年は現時点(2024年)から13年後です。もしかしたら重要なSolarisユーザーがまだこの先10年以上Solarisシステムを継続利用することをコミットした、ということなのかもしれません。

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