三井倉庫ロジスティクス、上新電機向けにブロックチェーン活用の物流システムを稼働
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三井倉庫ロジスティクスは8月7日、ブロックチェーン技術を活用した物流管理システムを開発し、家電量販の上新電機向け店舗配送業務のシステムで稼働を開始したと発表した。同システムは、LOZIとZEROBILLBANK JAPAN、東芝デジタルソリューションズが共同開発している。
今回のシステムでは、LOZIとZEROBILLBANK JAPANの物流DX支援パッケージ「Trace Ledger」、東芝デジタルソリューションズのブロックチェーン基盤「DNCWARE Blockchain+」を組み合わせている。Trace Ledgerでは、LOZIの「SmartBarcode」技術を用いて、出荷から販売店舗までの各段階で担当者がスマートフォン端末などで商品などのQRコードを読み取り、拠点や役務に応じたトレースデータを記録、蓄積、共有する。
Trace Ledgerに入力されたデータは、ZEROBILLBANK JAPANのブロックチェーン基盤管理プラットフォーム経由でDNCWARE Blockchain+に登録され、改ざんなどの不正を防止できる。
三井倉庫ロジスティクスは、上新電機の物流運営を支援しており、今回のシステムは上新電機の店舗配送業務で段階的に導入され、このほど全国の大多数の店舗で本格稼働を開始したという。
これによって店舗向けの配送でドライバー1人当たりの待機時間が1日平均45分短縮されたとのこと。配送に関わる帳票や伝票など紙での情報がデジタル化され、現場とのやりとりの円滑化や事務処理の効率化が図れたほか、商品の出荷から納入までのリアルタイムな追跡・管理情報の共有、ブロックチェーンを活用した不正行為の抑止による透明性の高いサプライチェーン全体の管理と最適化が実現することになった。