近畿大学、窓口業務に生成AI搭載チャットボット「SELFBOT」を導入–教職員の負担を軽減
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近畿大学は、学生と教職員の利便性向上と窓口業務の負担軽減を目的として、生成AI連携チャットボット「SELFBOT」を導入した。同サービスを提供するSELFが発表した。
SELFBOTは、ドキュメントやURLを自動学習し、即座に回答を導き出す次世代の高精度チャットボット。組織内対応だけでなく、顧客対応にも利用できる。
SELFBOTは、生成AIの「ChatGPT」と連携しており、回答の元となるドキュメントやURLから自動学習できる。そのため、近畿大学では教職員が質問と回答を事前に準備する必要がなくなり、より高度で柔軟な回答が可能となった。
これにより教職員の負担が軽減されるとともに、学生の質問にもより的確に答えられているという。24時間対応可能なため、学生側もいつでも質問できる。また想定外の質問にも対応できるため、学生の疑問をスムーズに解決できるという。
同大学では、2022年より学生からの問い合わせ対応にAIチャットボットを導入し、窓口での問い合わせ件数を最大5〜6割削減することに成功していた。しかし、従来のチャットボットは、教職員が事前に想定される質問と回答を準備し、チャットボットに学習させる必要があった。そのため教職員にとって大きな負担となるだけでなく、想定外の質問に対応できないという課題もあったという。
同大学では、生成AIの活用について、学生からの問い合わせ対応だけでなく、学生一人一人の特徴や将来の目標、学習到達度などを踏まえた教育や支援を個々に提供することを目指している。