2024年の個人情報漏えいは年間2000万件超–サイバーセキュリティクラウド調査
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サイバーセキュリティクラウドは3月31日、2024年に公表された企業・団体の個人情報漏えい事案に基づく分析の報告書「企業のセキュリティインシデントに関する調査レポート2024」を発表した。
それによると、2024年のセキュリティインシデント件数は121件で、企業・団体では約3日に1回の頻度でインシデントが発生している計算となった。最多業種は製造で、全体の約4分の1を占めた。次いで卸・小売、サービス、教育・学習支援、情報通信の順となった。
セキュリティインシデントの原因としては、「不正アクセス」が全体の61.1%を占め最多だった。次いで「人為的ミス」「ランサムウェア攻撃」が続いた。
年間の個人情報漏えい件数は約2164万件で、最も個人情報漏えいが多い業種は、卸・小売(848万792件)だった。また、クレジットカード情報漏えい件数は27万2237件で、最多業種は製造(7万8513件)だった。
レポートでは、サイバー攻撃の増加と手口の高度化が指摘されており、企業には侵入防止だけでなく、迅速な検知と対応の必要性を指摘している。また、年間約2164万件という個人情報漏えい件数は、企業にとって情報管理のあり方を見直す必要性を示唆しているとした。