発熱量の大きいGPU/HPCサーバーを高密度に集積–IDCFが「高負荷ハウジングサービス」を提供

今回は「発熱量の大きいGPU/HPCサーバーを高密度に集積–IDCFが「高負荷ハウジングサービス」を提供」についてご紹介します。

関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 IDCフロンティア(IDCF)は3月8日、グラフィックス処理ユニット(GPU)や高性能コンピューティング(HPC)など発熱量の大きいサーバーを高密度に集積できる「高負荷ハウジングサービス」を、東京都府中市にあるデータセンターで提供開始する。専門の技術者がサーバー構築や運用監視作業の代行、障害の復旧支援を行う「オンサイト運用アウトソーシングサービス」も提供しており、顧客がデータセンターに入館をすることなくシステムを構築・運用できる。

 高負荷ハウジングサービスでは、リアドア型空調機を搭載した専用ラックを排気面が内側になるように2架列単位で配置したモール構成により、モール内で排気を1つに混合(ミキシング)する気流システムを導入している。これにより、リアドア型空調機の運用上の懸念点だった空調故障時の冗長性が確保され、高性能IT機器を安定して継続稼働できる耐障害性の高いサービスを提供できるという。

 従来、リアドア型空調機が故障した場合は、そのラックから出される大風量の高温排気が周辺ラックの吸気側に戻り、機器の高温障害を誘発してしまうのが運用上の課題となっていた。

 同サービスは1ラック単位で利用可能。1ラック当たり標準で15kVA、最大で20kVAの高電力供給と、大風量・高静圧のファンと中央熱源方式で冷却水を循環させる冷水コイルを組み合わせたリアドア型空調機により、GPUサーバーの複数台搭載やHPCサーバーの高集積に対応している。

 さらに東京都府中市のデータセンターは、大手町と100Gbpsのバックボーンネットワークで接続しているため、同サービスのラックは「東京大手町PoP」を経由した広帯域のインターネット接続が可能となっている。また、L2閉域網接続サービス「バーチャルブリッジ」を活用することで、同社の他のデータセンターやクラウドサービスと広帯域のネットワークで相互の閉域接続が可能だ。

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