アース製薬、データ統合分析基盤を導入–生産性の向上に期待
今回は「アース製薬、データ統合分析基盤を導入–生産性の向上に期待」についてご紹介します。
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アース製薬は、データ統合分析基盤「LaKeel Data Insight」(LaKeel DI)の導入を決定した。ツールを提供するラキールが3月15日に発表した。アース製薬は2019年にデータ分析ツール「LaKeel BI」を導入し、バックオフィス部門で現在も活用している。
一方で、経営戦略部では、以前から経営報告資料の作成にかける工数の負担が大きく、「デジタル変革(DX)の検討」や「別システムの構築」といった本来すべき業務に費やす時間の確保が困難となっていた。また、必要なデータは情報システム部門へ共有を依頼するため、データ取得に多くの工数がかかっていた。
こうした課題を解決するため、既に導入されていたLaKeel BIにLaKeel DIを連携することで、業務効率を大幅に改善し、工数とデータ品質の確保が期待できると判断した。
LaKeel DIは、企業内に点在する購買データやセンサーデータ、外部に公開されているオープンデータなどを取り込み、「データレイク」「データウェアハウス」「データマート」の3層で統合的に管理する。また、データ変化に応じて、連携する業務をリアルタイムにイベントドリブン型で実行するコレオグラフィ機能を搭載。源泉データや加工データをカタログ化することで、誰でも容易にデータにアクセスできるとしている。
今後、アース製薬ではLaKeel DIを用いて社内の予実を情報部門を介さず、経営戦略部門のみでデータを収集・修正したり、LaKeel BIを使って多様な分析や可視化をしたりできるようになるとし、生産性の向上に期待を寄せている。