Z世代の約7割がアプリでの個人情報登録に抵抗感–ラック調査

今回は「Z世代の約7割がアプリでの個人情報登録に抵抗感–ラック調査」についてご紹介します。

関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 ラックは、Z世代(同社では12~22歳と定義)を対象に、スマートフォンアプリ利用時のセキュリティ意識や対策状況などについて調査し、結果をまとめたホワイトペーパーを4月6日に公開した。これによると、Z世代の7割以上がアプリでの個人情報の登録に抵抗感を持っているという。

 同調査は2021年11月17~21日、ウェブアンケートで実施された。有効回答数は500件。

 スマートフォンで利用しているアプリの種類を聞いたところ(複数回答可)、1位が「ゲーム」、2位が「写真/ビデオ」、3位が「ミュージック」だった。写真/ビデオアプリはSNSとの親和性が高いため、若年層のコミュニケーションツールと組み合わせて使用されていると考えられる。

 スマートフォンアプリを使用する際に、セキュリティやプライバシーについて意識しているかを聞いたところ、「意識している」「やや意識している」を合わせると61.2%で、Z世代の多くがセキュリティやプライバシーを意識していると分かった(図1)。

 一方、「あまり意識していない」「意識していない」という回答も18.8%あり、セキュリティやプライバシーへの意識が低い若年層も存在する。このことから、生活の一部としてスマートフォンアプリが使用されている現代において、若年層に対するアプリ利用時のセキュリティやプライバシーに関する意識啓発の重要性が今後一層高まると同社は見ている。さらに、アプリの提供者がセキュリティやプライバシーに配慮して開発するなど、安全にアプリを利用できる環境の整備が求められる。

 アプリでの個人情報の登録に抵抗感があるかを聞いたところ、「抵抗感がある」と回答した割合は71.6%、「抵抗感がない」と答えたのは28.4%だった。アプリを使用する際、プライバシーに関する情報をアプリの提供者に閲覧されたり、アプリに個人情報を登録したりすることに抵抗感を持つZ世代が多いようだ。そのため、アプリに登録された個人情報はアプリの利用時にのみ使用が認められるよう、開発者が個人情報を保護できる仕組みを整えることが重要となる。また、個人情報の漏えいといった万が一のケースに備え、暗号化サービスをアプリに組み込むなどのセキュリティ対策も必要だとしている。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
「Chrome」、セキュリティ更新を毎週リリースへ
IT関連
2023-08-15 23:17
AWSジャパン、「SaaS支援プログラム」を提供–ソフトウェア企業の事業計画から販路拡大まで
IT関連
2024-11-15 20:27
高まるローコード/ノーコード人気–活用に向けた壁とは?
IT関連
2023-06-24 12:09
日本TCS、ITサービストップ20入りを狙う「3X3」戦略を発表
IT関連
2024-07-20 21:48
インテル創業者のゴードン・ムーア氏が死去–「ムーアの法則」提唱
IT関連
2023-03-28 13:51
無料版「Google Meet」の時間無制限、6月末まで延期
アプリ・Web
2021-04-02 19:10
Googleがサービス撤退をほのめかすオーストラリア政府にMicrosoftが「Bingを」とアピール
企業・業界動向
2021-02-05 02:46
アステリア、多様なノードのデータを統合するクラウド基盤を発表–「ChatGPT」にも対応
IT関連
2023-06-20 00:40
カプセルトイ「手のひらネットワーク機器」に新版–フロントベゼルにギミックも
IT関連
2024-02-27 15:06
Linuxシステム狙うマルウェアが2021年に増加
IT関連
2022-01-19 18:05
セキュリティ運用を改善するサポートの現状–SentinelOneの最高顧客責任者に聞く
IT関連
2023-06-17 21:03
日本IBM、「金融次世代勘定系ソリューション戦略」とロードマップを発表
IT関連
2022-11-15 14:59
IBM、カナダで量子コンピューティングシステム導入へ–ケベック州と提携
IT関連
2022-02-08 05:49
「nanaco」と「WAON」が年内にApple Pay対応 サービス詳細や開始日は未定
企業・業界動向
2021-08-11 04:08