カスペルスキー、東京などに「トランスペアレンシーセンター」を開設
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カスペルスキーは6月17日、「トランスペアレンシーセンター」を東京とシンガポール、米国マサチューセッツ州に開設すると発表した。
トランスペアレンシーセンターは、顧客とパートナー向けに同社のデータ処理方法などを説明するほか、製品ソフトウェアのソースコードレビュー、製品開発プロセスや部品(BOM)の確認、第三者機関によるセキュリティ監査結果(SOC2監査報告書、ISO 27001評価報告書)の閲覧が行える施設。今回で世界7カ所に設置することになるという。
同社アジア太平洋および中東・アフリカ地域担当 パブリックアフェアーズ責任者のGenie Gan氏は、「当社が信頼され頼れるパートナーであることを証明するために、これまで継続してさまざまな取り組みを重ねており、製品の既存および採用を検討されている顧客やパートナーおよび政府規制当局が利用することで、あらゆる質問に答えられるよう最善を尽くす」としている。
トランスペアレンシーセンターは、2016年に米国がロシア政府の諜報活動などを疑い政府機関でのカスペルスキー製品の使用を禁止したことなどを背景に、同社の透明性向上施策として、2018年に最初の施設をスイスに開設した。
2022年2月から続くロシアのウクライナへの侵攻の関連では、米国連邦通信委員会(FCC)がカスペルスキーなどを「国家安全保障上の脅威」と認定し、同社は「今後もパートナーと顧客に当社製品の品質と完全性を保証していく。また、FCCやその他の規制当局の懸念に対処するため、米国の政府機関と協力していくという姿勢は変わらない」としていた。マサチューセッツ州の新施設について同社は、カナダの既存施設に代わるものとだと説明している。